文化・芸術

2020年4月 8日 (水)

八坂庚申堂

八坂庚申堂


八坂庚申堂は、法観寺に隣接していることもあって、京都の観光名所になっているが、八坂にあるということもあって、祇園花街の人たちの信仰が厚い。


門を入るとすぐのところに、たくさんの「つるし猿」が吊るされている。

面白いのは、八坂庚申堂では「くくり猿」がお守りの「お札」として売られていることだ。「くくり猿」の体内には御本尊青面金剛の御札が納められ、開眼の秘法によって魂が込められている。単なる土産物では無く、八坂庚申堂の神(ご本蔵青面金剛)の霊の入った『御守』である。

この霊験あらたかな「くくり猿」は、祇園界隈では軒先に吊るす家が多い。祇園花街の舞妓さんも八坂庚申堂でこの「くくり猿」を買い求める人が多く、八坂庚申堂では、舞妓さんの姿をよく見かける。


八坂庚申堂: http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/yasakakousin.pdf

 

 

シャングリラ(その55)

シャングリラ(その55)

私は、ひょんなことから中国の雲南省にシャングリラという都市があることを知った。シャングリラは、ヒルトンの 小説「失われた地平線」(2011年9月、河出書房)に出てくる理想郷を意味する地域の名前であるが、もちろんその地域は実際に存在する地名ではなく、ヒルトンの想像の地域である。しかし、雲南省には実際の都市・シャングリラがある。後年、ヒルトンの 小 説「失われた地平線」が映画化されて、シャングリラという言葉が有名になったために、それにあやかって中国政府が命名した都市である。すなわち、シャング リラは、もともと中甸県(ちゅうでんけん)と呼ばれていたが、ヒルトンの小説「失われた地平線」の中で描かれているユートピア(理想郷)シャングリラ を採用し、2014年、中国政府によってシャングリラ県に改名されたのである。

このことを知り、面白いと思った。そこで、私は、 ヒルトンの小説「失われた地平線」を読むと同時に、雲南省の都市・シャングリラを調べることにした。小説「失われた地平線」の中で描かれているユートピア (理想郷)シャングリラ と雲南省にある実際の都市・シャングリラとは、どこが違っていてどこが共通しているのか? 共通点については、私の解釈によるのだが、どうもチベット仏教 の寺院があり、人々は信仰に生き、幸せな生活をしている。

チベット仏教といえば、本家本元はチベット自治区である。チベット自治区の中心都市は、ラサ市である。ラサ市は第二のシャングリラにならないだろうか? そんなことを考えて、書き上げたのがこの「シャングリラ」という論考である。

中国中央政府とチベット自治区の間には、いわゆる「チベット問題」が横たわっており、今 なお解決していない。中国中央政府がラサ市に第二のシャングリラを作るとしたら、まず「チベット問題」を解決しなければならない。その可能性はあるのか?  また、それを解決するということは、世界的に見てどのような意味があるのか? 論考を進めていくうちに次々と考えねばならない問題が出てきて、結構苦労 したが、そのお陰で中国が抱える当面の政治課題も見えてきた。中国について、私は、今まで色々と書いてきているが、今回のこの論考は私の新たな中国論に なっている。

民族にはそれぞれ特有の宗教がある。

中国の中央政府は、現在、無神論の立場をとって、けっこう厳しいコントロールを行ってい る。それはそれで良いとして、今後は、民族宗教の保護育成を積極的に行うことが望ましい。特に、漢民族の道教とチベット民族のチベット仏教は、中国の発展 のみならず世界平和に大きく貢献することができると考えるからだ。

中国中央政府の支援のもと、道教とチベット仏教がより盛んになれば、道教寺院やチベット仏教寺院を中心として、第二第三のシャングリラができるであろう。

シャングリラは、世界における国土づくりの理想となる。それを中国が示すのだ。世界のどの国もこういうことはなしえない。

中国は、その歴史と伝統にしたがって現在「天命政治」を行っている。その天命政治で必要なことは、そろそろ習近平は毛沢東を超えて宗教政策を改革しなければならない。民族宗教の保護育成に当たることである。これは中国が発展するための絶対条件の一つかと思われる。

以上のことを書いたのが次の論考である。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syangurira.pdf

 

山の再生(その6)

山の再生(その6)
第174回通常国会において「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(平成22年法律第36号)が成立し、平成22年5月26日公布され、同年10月1日施行されました。
その考え方は、次の通りです。
我が国では、戦後、造林された人工林が資源として利用可能な時期を迎える一方、木材価格の下落等の影響などにより森林の手入れが十分に行われず、国土保全など森林の多面的機能の低下が大いに懸念される事態となっている。
このような厳しい状況を克服するためには、木を使うことにより、森を育て、林業の再生を図ることが急務である。
本法律は、こうした状況を踏まえ、現在、木造率が低く(平成20年度7.5%床面積ベース)今後の需要が期待できる公共建築物にターゲットを絞って、国が率先して木材利用に取り組むとともに、地方公共団体や民間事業者にも国の方針に即して主体的な取組を促し、住宅など一般建築物への波及効果を含め、木材全体の需要を拡大することをねらいとしています。

美しい日本の歌(その2)

美しい日本の歌(その2)
春の小川

https://www.youtube.com/watch?v=-OvB5RqHaeg&list=PLC8k8iTMSZQ0b8KTUsBgvT0l5FBZOzTpl&index=3

2020年4月 5日 (日)

平野神社

平野神社 


高野新笠の祖神として平城京に祀られていた神祠が今の位置に祀られ、格式の高い、また広大な神社となったのは、今の桓武天皇の意思によるものである。

桓武天皇は、高野新笠の一族に大事に育てられ、道教の思想という新知識を身につけていく。その新知識がなければ、平安遷都はありえなかった。母親思いの桓武天皇は、母親に感謝しながら、平野神社の創建に力を注いだようである。

平野神社 :http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/hiranojinjya2.pdf

シャングリラ(その54)

シャングリラ(その54)
第4章 ラサ(拉 薩)(その15)
第5節 観光開発の候補地(その3)

先に述べたように、新たな観光地としては、ラサ市の中心部城関区の近くで、チベット仏教寺院があり、かつ、風光明媚なところで、できれば白銀の山々の眺望できるところが良い。そのように私は考えているのだが、 問題は、ホテルと病院である。

ホテルは民間企業に任せて良いが、病院は国家が乗り出さないと作れない。チベットは、チベット人以外の人が長期間居れるところではない。というのは、チベット人は、特別の遺伝子を持っていて、チベットのように標高3600m ところでも平気で住めるけれど、チベット人以外の民族はすぐに高山病にかかるし、ひどい時には血を吐いて死ぬことがある
http://xizang.is-mine.net/tibetanplateau.html


したがって、一般観光客は、つねに酸素吸入器を携帯する必要が あるが、まさかの時には病院に駆け込まなければならない。観光地には観光客のための病院が不可欠なのである。そのような病院は国家でないと作れない。


そのような観光地がレティン寺のある地域にできれば、その新たな観光地を含み、ラサ市は第2のシャングリラになるであろう。

山の再生(その5)

山の再生(その5)
竹中工務店が、今、試験的に東京で30階建ての木造耐火建築物を作ろうとしている、その取り組みに期待していますが、一般の低層住宅が木造家屋になるにはどうすればいいのでしょうか?私にはよくわかりません。皆さんのご意見をお聞かせください!

美しい日本の歌(その1)

美しい日本の歌(その1)
故郷

https://www.youtube.com/watch?v=_C_WIGih-V8

2020年4月 2日 (木)

八瀬や大原 八瀬や大原

八瀬や大原

 

八瀬や大原とは、比叡山の西側の麓・高野川の沿岸地域をいう。この地域は、京都の中でも歴史も古く特別の地域である。

大原には、寂光院や三千院などの歴史的な寺院が多くの観光客を集めているし、慈覚大師創建の寺もある。また、京都の風物詩として大原女でも有名だ。しかし、私が是非みなさんに知ってもらいたのは八瀬である。

八瀬には、八瀬天満宮、かま風呂旧跡、八瀬平八茶屋などぜひ訪れて貰いたい場所もあるが、何と言っても、八瀬は「八瀬童子」の故郷であるということだ。八瀬童子は、日本古来の伝統・文化を色濃く伝承してきた部族の子孫であり、しかも少なくとも後醍醐天皇のとき以降天皇と密接な関係にあった人たちである。

ということで、京都の特別の地域「八瀬と大原」を紹介したい。

八瀬や大原: http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/yaseyaoohara.pdf

シャングリラ(その53)

シャングリラ(その53)
第4章 ラサ(拉 薩)(その14)
第5節 観光開発の候補地(その2)

レティン寺はチベット仏教ゲルク派の寺院。座主はレティン・リンポチェ(英語版)と称する。 レティン・リンポチェ5世のジャムペル・イェーシェーギャルツェン(英語版)はダライ・ラマ14世の捜索にかかわったとして逮捕され、1947年に獄死し た。7世リンポチェはインドへ亡命し、生活している。いずれチベット亡命政権と中国中央政府との和解が成立すれば、7世リンポチェ又は8世リンポチェがレティン寺の座主となるだろう。そうなれば、レティン寺はポタラ宮に次ぐ格式あるチベット仏教寺院となる。この地の観光の目玉は、このレティン寺と白銀の山々だ。


レティン寺に関するホームページは少ないが、うまい具合に、中国の旅行会社のホームページにレティン寺を紹介したものがある。
http://mapio.net/o/4285273/


では、そのホームページから、レティン寺付近の風景を紹介しておきたい。

 

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan420.jpg

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan421.jpg

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan422.jpg

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan423.jpg

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/syan424.jpg ・・・画像が小さくて見えにくいが、白銀の山々が見える。次は、グーグルの地図であるが、これによっても。レティン寺の西方に白銀の山々が確認できる。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E7%86%B1%E6%8C%AF%E5%AF%BA/@30.3094648,89.3284049,448939m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x37641874d9d930ad:0x335eb58e74f79933!8m2!3d30.310985!4d91.518236


城関区とはラサ市の中心市街地で、駅、ホテル、役所などの主要な施設は、ここにある。ポタラ宮もここにある。レティン寺はルンドゥプ県にある。ラサ駅からおおよそ100キロ。
ラサ市の中心部城関区というのは、残念ながら、雲南省のシャングリラのように近くに聖山がない。第1章第2節で述べたように、雲南省シャングリラ市の近くには、聖山梅理雪山があり、チベット人の多くが梅理雪山の巡礼に向かう。一般観光客もごく近くにある展望台から梅理雪山を眺めることができる。チベット自治区の人々の多くは、聖山カイラスと聖山アムネマチェンに向うが、一般観光客にはあまりにも遠すぎて、観光地としては不適当である。

カイラスについて:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sivakyou.pdf

アムネマチン:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/amunema.pdf

 

 

 

 

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