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2020年6月29日 (月)

日本林業の現状(その3)

日本の林業の現状(その3) 

燃料革命により拡大造林が加速化


この拡大造林の時期は「燃料革命」と重なります。当時の家庭燃料は木炭や薪が 中心でしたが、この時期には電気・ガス・石油に大きく切り替わっていきまし た。もともと農家周辺の里山の雑木林は、家庭燃料や農業に必要な肥料・飼料な どの採取場所として生活に欠かせないものでした。また、都市に薪や炭を供給す る役割も持っていました。木炭や薪などのエネルギー源として利用されていた木 材は、この燃料革命とともに、もはやエネルギー源としては時代に適さないと考 えられるようになりました。 里山の雑木林等の天然林の価値が薄れたため広葉樹は伐採され、建築用材等にな る経済的価値の高いスギやヒノキの針葉樹に置き換える拡大造林は急速に進みま した。このスギやヒノキの木材価格は需要増加に伴い急騰しており、木を植える ことは銀行に貯金することより価値のあることのように言われ、いわゆる造林 ブームが起こりました。この造林ブームは国有林・私有林ともに全国的に広が り、わずか15~20年の間に現在の人工林の総面積約1000万haのうちの約400万ha が造林されました。

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