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2019年1月12日 (土)

2050年の中国(その7)

2050年の中国(その7)

「2050年の中国」について(その6)
第1部 中国という国について(その6) 
第4章 人民中心の現代化(その2)
1、「経済建設中心」から「人民中心」への飛躍

習近平同志が掲げた「人民中心」の思想体系は、中国共産党の執政の魂であり、毛沢東に由来し、鄧小平その他の重要思想を継承し、不断の探求と飛躍という形成過程を経たものである。

毛沢東同志は、「人民大衆は歴史の創造者である」と述べ、党と軍は誠心誠意人民に奉仕すべき旨を求め、大衆路線は毛沢東思想の生きる魂の三つの基本的側面の一つとなった。

第十一期三中全会は、「階級闘争をかなめとする」というスローガンをきっぱりと中止し、任務の重点を社会主義現実化建設に移すという重要な決定を行った。その後の党の基本路線は、「経済建設中心」とようやくできる。1982年に定められた党規約の「総綱(前文)」は、「中国共産党の任務の重点は、全国の各民族と人民を指導して、社会主義現代化経済建設を進めることである」旨を掲げた。そしてその目的は、生産の発展と社会の富の増幅を基礎として、都市と農村の住民の物質的、文化的生活水準を徐々に引き上げることである。このような記述は「人民中心」という思想の含意を体現している。

鄧小平は、「貧窮は社会主義ではない」ということ、核心的任務は「豊かになる」という課題の解決であるということ、さもなければ、中国は極貧時代(1978年、農村の貧困人口発生率は97、5%にも及んだ)の中から「貧困の罠」を突破できず、衣食問題の解決や「小康」水準の達成が不可能であることは言うまでもないことをはっきりと認識していた。

江沢民同志は、「中国の最も広範な人民の根本的利益を代表する」ことを核心とする「三つの代表」の重要思想を打ち出し、人民の現代化の特徴を体現した。人民は社会主義現代化建設の根本的出発点と着地点になり始め、この思想は、党が代表する「中国の先進的な社会生産力の発展の要求」と「中国の先進的文化の前進の方向」というのは、根本的にはやはり広範な人民の物質的要求と精神的要求を満たすためのものであることを強調している。

胡錦濤同志は「人間本位」の「科学的発展観」を打ち出し、これは中国の現代化は人間の現代化であるという特徴を反映している。科学的社会主義が人類のあらゆる文明の成果の結晶となった鍵は、人民の主体性を強調し、「人民大衆は歴史の創造者である」という原理を系統的に思想、理論、実践の中に取り入れ、あらゆる科学的理論と、社会発展の出発点及び着地点を人民に帰結させたからにほかならない。

習近平同志は、「人民中心」の発展思想を掲げた。人民は歴史の創造者であり、党と国家の前途と運命を決する根本的な力である。人民の主体的地位、公のための立党と人民のための執政を堅持し、誠心誠意人民に奉仕するという根本的目的を実践し、国政運営のあらゆる活動において党の大衆路線を貫徹し、人民の素晴らしい生活への憧れを奮闘目標とし、人民を頼りとして歴史的偉業を成し遂げていかなければならない。このことは、単なる人間の現代化び徹底にとどまらず、全人民の現代化を意味しており、物質面での現代化が人間の現代化に資し、「六位一体」の現代化が全人民の現代化に資することを十分に表している。


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