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2018年10月12日 (金)

地方創生の成功のために(その5)

地方創生の成功のために(その5)
第1章 国が持つべき問題意識(その4)

宮中の新嘗祭は本来、祭祀に先立って前夜に、「忌火御膳の儀」(新たに切り出された清浄な火で炊かれた御飯などの御饌を御神前に御供えする)と「鎭魂祭」(嚴重な潔齊の上、歴代天皇をはじめとする皇族の御魂を鎭め賦活する)が神嘉殿で行われている。なお、新嘗祭の神饌(しんせん)は、全国各地から献納された新穀が用いられる。

新嘗祭は、宮中と同時に伊勢神宮に於いても執り行われているが、民間に於いても五穀豐穰の感謝の祭りとして、毎年11月23日に全国の神社でも、それぞれに御祭が執り行われている。一言で言えば、「新嘗祭」は五穀を中心とした、新穀の収穫を神々に感謝し、祝う祭りである。 

新嘗祭は、夕刻から深夜にかけて齋行される「夕の儀(ゆうのぎ)」と、深夜から明け方にかけて齋行される「暁の儀(あかつきのぎ)」から構成される。

祭祀当日、身を清められた 天皇は、綾綺殿(りょうきでん)に出御され、純白の絹の御祭服を召される。夕刻になると 天皇は、神嘉殿に進まれ、外陣の御座に著御される。
この間、膳舎(かしわや、神饌を調進する殿舎)から神嘉殿に神饌が運ばれてきます。

神楽歌が演奏される中、 天皇陛下は内陣にお進みになられ、御座に著御され、御手づから箸を取られ、柏の葉を重ねて竹のひごで結った葉盤(ひらて)と言う御皿に神饌を御親供(ごしんく、天皇御自ら神に供物を捧げること)される。新穀から調進した神饌を 天皇御自ら御勧めし、神々に御召しあがり戴くのである。

御親供の後、 天皇は御拝禮なされ、次いで皇祖(こうそ、天皇の祖先)への御告文(おつげぶみ)を奏される。御告文が終わると 天皇は、神々に捧げられたものと同じ神饌の米と粟との御飯、御酒(白酒・しろき、黒酒・くろき)を御召しになられる。此の儀を「御直會の儀(おんなおらいのぎ)」と言う。 皇祖と飲食を共にされることは、新嘗祭の核心ともいうべき嚴肅な儀である。

御親祭を終えられた 天皇は、神嘉殿を御退出される。続いて 天皇は、同じく神嘉殿で、深夜から暁にかけて「暁の儀」 を御親祭される。このように、 天皇は、夜を徹して最高の丁重さを以て神々をおもてなしされるのである。
「 故郷は、実際の故郷のみならず、心の故郷も含めて、ただ単に懐かしいという思いを抱かせるものにとどまらず、哲学的意味を持ったものでもあり、絶対に守りとおしていかなければならなものである。」ということ、「日本は歴史的に瑞穂の国である」ということ、この二点が国が持つべき問題意識である。

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