リズム論(その19)
リズム論(その19)
第2章 中村雄二郎の「リズム論」 (その11)
第2節 中村雄二郎のリズム論におけるリズムとは?(その5)
4、コミュニケーションは「リズム」である
生物学的な意味での狭義の「共生」、それ と「コミュニケーション(触れ合い)」と「ネットワーク(連携)」は、哲学的には同じことである。「共生」は傷つけ合うこともある得る状態。「コミュニ ケーション(触れ合い)」は意見が一致しなくていいからともかく相手の立場になって話を聞く状態。意見は一致しなくていい。「ネットワーク(連携)」は一 部で良いから意見が一致して一緒に何かをやる状態。それぞれニュアンスの違いはあるが、哲学的には一緒で、これから21世紀は「共生社会」を目指そうと 言っても良いし、「コミュニケーション社会」を目指そうと言っても良いし、「ネットワーク社会」を目指そうと言っても良い。まあ、同じことだ。
私は先に「アイデンティティネットワーク」ということについて説明したが、自己の「アイデンティティネットワーク」と他者の「アイデンティティネットワーク」とがどこ でどう響きい合うのか? 「コミュニ ケーション(触れ合い)」は意見が一致しなくていいからともかく相手の立場になって話を聞く状態。意見は一致しなくていい。相手の立場になって話を聞く状態にある時、私は、自己の「アイデンティティネットワーク」と他者の「アイデンティティネットワーク」との響き合いが起こっている。
すなわち、「コミュニ ケーション」は「リズム」である。
私たちは、日常的にしょっちゅう、仲間と大いに食い酒を飲んで、仲間との「コミュニ ケーション」を深めなければならない。
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