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2018年5月18日 (金)

リズム論(その3)

リズム論(その3)

第1章 日本的精神(その1)
第1節 佐伯啓思の認識について(その1)
佐伯啓思の『増補版 「アメリカニズム」の終焉 シヴィック・リベラリズム精神の再発見へ』(1998年9月、TBSブリタニカ)は、その初版(1993年)に、新たに序論が付け加わっているが、その序論では次のように述べられている。すなわち、
『 今日、グローバリズムの名の下に、市場経済の世界的、普遍的な展開が唱えられるが、このグラーバリズムこそまさにアメリカニズムの帰結に他ならない、というのが私の考えである。 「アメリカニズムの終焉」という本書の題名は、アメリカの覇権の後退といったようなことを意味している訳ではない。私はアメリカ型の文明(そしてそれは必ずしもアメリカ社会そのものと同じではない)がもたらす危険性について述べたかったのであり、アメリカ的なものに示される「超近代主義」が亀裂をあらわにし、もはやうまくは立ち行かなくなるだろう、と述べたかったのである。そしてその見解は、アメリカの経済的覇権が再び確保されたかに見える今日でも変わらない。それどころか、本書でいうアメリカニズムは、ますます世界的な規模で不安定性を高めていくのではないか、と思われるのである。』・・・と。
佐伯啓思のアメリカに対する認識は、アメリカは世界をリードする文明的な力を失っているというものである。そういう基本的な認識のもとで、今後、世界はますます不安定になっていくであろうと述べている。

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