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2017年11月10日 (金)

沖縄の歴史(その11)

沖縄の歴史(その11)

第4章 鎌倉時代から明治にかけての琉球(その2)
第2節 琉球王国

三山時代の時代に、尚巴志が三山統一を果たし、琉球王国が誕生した。琉球王国の歴史は長く明治まで続くが、第一尚氏王統の時代と第二尚氏王統の時代に分けられる。第二尚氏の王統は、第一尚氏の尚泰久王の重臣であった金丸が尚泰久王の子尚徳王にかわって王位に就き、尚円王と名乗ったことから始まる。第二尚氏は尚巴志とは別の血統であり、日本の天皇のように万世一系ではなく、血統的には断絶があるのである。折口信夫や谷川健一の説によると、尚巴志は北九州豊後菊池の出自であり日本民族である。また、第2章で詳しく説明したように、琉球縄文人も日本民族であるので、第二尚氏も日本民族である。したがって、琉球王国は、日本国とは別の独立国ではあるが、民族的には日本国と同じ民族なのである。その認識は琉球王国にもあったようだ。

金丸のクーデターが第二尚氏王統の始まりであり、やがて琉球王朝は黄金時代を迎える。

金丸は即位後尚円王と名乗る。尚円王は在位7年で亡くなると、世子・真嘉戸樽(まかとたる)が幼かったので、弟の尚宣威王が即位した。しかし、国王宣下の際に神官が真嘉戸樽に神託を読み上げるという屈辱を受け、尚宣威王は在位6か月で退位し、越来に引退した。その年の内に薨去したと伝えられる。

1477年に真嘉戸樽は王位に就き、第3代・尚真王として50年にわたって在位し、琉球の黄金時代を築く。

真嘉戸樽は仏僧の意見を取り入れ、王の死と共に行われてきた女官の殉死を廃止し、御嶽信仰を中心とした宗教を整備した。
さらに南山と北山の按司を首里に強制移住させ、代わりに按司掟(あじおきて、代官)を送って、王を頂点とする中央集権化を進めた。また国民が所有していた刀剣や弓矢を没収して、国家による武力の一元管理を行うことで国内の騒乱を防ぐと共に、国防の備えとした。

第二尚氏は第一尚氏に引き続き、中国に対する朝貢と、進貢品を買うための貿易活動を行った。

第4章第2節の本文:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/okireki42.pdf


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