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2017年10月 9日 (月)

沖縄の歴史(その1)

沖縄の歴史(その1)

第1章 最初の琉球人(その1)
第1節 旧石器時代の遺跡

沖縄では、 1万6千年以上前の旧石器時代の人骨が10カ所の遺跡で見つかっている。全国では、旧石器時代の遺跡が1万カ所以上あるにもかかわらず、沖縄以外で人骨が発見されているのは静岡県浜松市の浜北人(約1万4千~1万8千年前)だけとされる。東アジアを見渡してみても、沖縄に旧石器人の人骨の出土が集中しており、沖縄は人骨化石の「宝庫」となっている。

それらの遺跡の状況については、小田静夫の「 下地原洞穴と沖縄の旧石器遺跡について」という論文に指摘されているが、 それらの場所からは旧石器人が生活した確かな痕跡(炉跡、礫群、灰層)や道具(石器、骨角器)などの発見例が無いことから、沖縄の旧石器時代・文化の内容については現在不明と言わざるをえない現状である。

実は、琉球列島の北のはずれになるが、種子島の西方、九州佐多岬の南方に「鬼界カルデラ」という海底火山があり、それが今から6300年前(放射性炭素年代測定)の縄文時代、大噴火を起こしていたことがわかっている。

上空3万mの成層圏にまで達した大量の火山灰は、遠く、東北地方にまで飛散ほどで、南九州一帯は、60cm以上の厚さで埋め尽くされたと言われているが、琉球列島も相当の厚さの火山灰で埋め尽くされたものと思われる。その結果、琉球列島では、旧石器人が生活した確かな痕跡(炉跡、礫群、灰層)や道具(石器、骨角器)などが発見されないのであろう。
第1章第1節の全文:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/okireki11.pdf



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