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2017年3月18日 (土)

台湾(その1)

台湾(その1)

はじめに

日本にとって、台湾ほど大事な国、国と言ってはいけないのかもしれないが、地域と言っては台湾はあまりにも大きすぎるので、ここではあえて国というが、 日本にとって台湾ほど大事な国 はない。

日本の台湾統治時代、ある程度の摩擦はあったものの、総体的には、日本総統府は善政を引いたのであり、親日的な台湾人が実に多い。これほど親日的な人々を多い国や地方は世界にない。

中華民国総統府国家安全会議諮問委員(閣僚級、日台関係担当)を務める李嘉進は「日台は『感情の関係』だ。普通の外交関係は国益が基本だが、日台は特別。お互いの好感度が抜群に高い。戦前からの歴史が育てた深い感情が出発点となっている」と指摘している。
これは重大な指摘で、日本は台湾にとって国益を超えた特別な存在であると言っている訳だが、私たち日本人は、台湾にはそういう人もいるということを知った上で、台湾という国を見ていかねばならないのではないかと思う。

台湾との繋がりは古代まで遡る。この論文では、日本と台湾との交流の歴史を大航海時代までの古代とそれ以降の現代までの歴史に分けて詳述したが、その文化的な繋がりが如何に深いかを知ってほしい。
大航海時代、「麗しの島」として知られていた台湾は、オランダの植民地となっていたが、 1662年、明寄りの支持者であった鄭成功はオランダを追放し、漢民族の政治的実体である東寧王国を設立した。鄭成功は、オランダ軍を討ち払ったことから、台湾では、孫文、蒋介石とならぶ「三人の国神」の一人として尊敬されているが、 鄭成功の母親は日本人であり、日本人の血が流れている。

台湾には信仰心の厚い人が多い。台湾宗教の主たるものは、道教だが、中国大陸の道教とはかなり趣き を異にしていて、ごちゃ混ぜと言っては言い過ぎだが非常に沢山の神がいる。また、台湾の道教寺院には、大抵にゃんにゃん媽祖が祀られている。にゃんにゃん媽祖は日本でもお馴染みの神であるが、にゃんにゃん媽祖は、福建省の実在の人物が海洋民族の神となったものである。

この論文では、台湾道教を詳しく紹介したが、それは、ただ単に、台湾人を理解するためだけでなく、いわゆる台湾問題を解決するにあたって、台湾道教が大きな役割を担うかもしれないという私の考えがあるからである。

いわゆる台湾問題は、日本が中心になって解決しなけれ ばならない問題である。このことについては、第3章で詳しく述べた。

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