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2017年2月16日 (木)

白山信仰(その11)

白山信仰(その11)

さて、前田速夫は、その著「白の民俗学へ・・・白山信仰の謎を追って」(2006年7月、河出書房新社)で、「ハクサン神社と音読する場合は一般の村落が祀る神社を指し、シラヤマ神社と訓読する場合は、バンダ(番太)=長吏、つまり被差別部落が祀る神社を指すという区別がある」というネフスキーの説を紹介した上で、次のように述べている。すなわち、

『 白山信仰は白の神秘を宿している。夏期を除いて一年中雪をいただくその優美な山容はいうまでもないとして、問題は白山の主神である。本地仏が十一面観音というのも特異だが、白山比咩(しらやまひめ)は当初イザナミだったのに、いつの頃からか菊理媛(くくりひめ)に変わった。それは一体何故なのか。また、海人族が祀った磯良神(いそらがみ)やイタコが遊ばせるオシラ神、あるいは傀儡(くぐつ)の徒が祀る百神や人形の百太夫は白山神の同類とされ、白(しら)太夫および白(しら)び比丘尼は、白山信仰の宣布者であろうと推察されるが、それらにはいずれも白あるいはシラという言葉、観念がついてまわっていて、今ひとつ実態が定かでない。』

『 そして、さらに大きな謎は、東国の被差別部落の多くが白山神を鎮守に祀っていることだ。そもそも私が白山信仰に関心を持ったのは、初めて菊池山哉の本を読んで、そのことを教えられたからなのだが、この一事に限ってさえ、その理由を探ろうとすると、謎は謎を呼んで、伝播や歴史を考察するだけでは足りなくなった。』

『 山哉の見解がどういうものであったかは、前著「余多歩き、菊池山哉の人と学問」(晶文社)に詳述したので、そちらを参照していただきたいが、その核心を一言で言えば、白山神の前身であるシラヤマ神こそ日本列島の原住民が祀った神であるとのことだった。それは仮説的な問題提起として、おそろしく目覚ましいものだ。けれど、それで被差別部落に白山神が祀られたわけが氷解したわけではない。』・・・と。

そこで、私は、私の歴史的な知見を総動員して、「被差別部落とシラ信仰について」という小論文を書いた。以下にそれをご紹介するので、是非、じっくり読んでいただきたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/hisasira.pdf

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