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2016年12月16日 (金)

第6次産業

第6次産業

過疎地域対策の原則として、地域のリーダーたちが地域の理想や地域づくりの哲学を侃々諤々語らねばならないこと、そしてそれをバネとして質の高い演劇空間を作っていかなければならないことを、私は今までいろいろな場を通じて述べてきた。そして、そのためには・・・この国を憂うものそれぞれが・・・・「新しい国のかたち」について地域のリーダーたちに熱っぽく語っていかなければならないことを述べてきた。これらのことを過疎地域対策の第1の原則としよう。過疎地域対策の第1原則は、「理想を熱っぽく語れ!」だ。
 過疎地域対策の第2の原則は、第6次産業の振興だ。第6次産業とは、第1次産業と第2次産業と第3次産業を合わせたようなまったく新しい産業で、観光というか広い意味のビジター産業を強く意識したものである。第1次産業は農林水産省、第2次産業は経済産業省、観光業は国土交通省が所管であり、関係省庁が力を合わせてこのまったく新しい第6次産業という産業を育成していく必要がある。そのことなくして、「新しい国のかたち」はできていかないのではないか。行政の関係機関は、第6次産業なるものが果たして必要なものかどうか、或は、必要だとしてもそういうものが経済的に成り立つものかどうか、そういった点を真剣に検討すべきである。けっして思考停止に陥ってはならない。
 では、第6次産業のイメージを語ろう。
 過疎地域というか中山間地では、農業も林業も衰退産業の様相を呈しており、後継者がいない。後継者がいないために限界集落が増えていっている。これは由々しきことだ。地方整備局など関係機関の担当者にまずそういう認識が必要だ。「新しい国のかたち」というものを真剣に考えたとき、農業や林業の後継者を何とか確保しなければならない。ではどうするか。
 昔はいざ知らず、この時代、農業も林業も家族経営が大変難しくなっている。誰が今後の農業や林業を担っていくのか。農業や林業の担い手、それは家族もあるけれど、やはり主力になるのは農業法人や民間企業である。若い人は、一般的に言って、家族経営の農業や林業を引き継がない。したがって、過疎地域における農業や林業は、主として農業法人や民間企業にやってもらうしかない。若い人を雇用して・・・・。

 ここで問題になるのが、その仕事に魅力があるどうかである。都会には魅力的な仕事がいっぱいあるので、それを振り切って過疎地域の仕事に就くということが肝要だ。そのためには、過疎地域における農業や林業を担う農業法人や民間企業は、農業や林業の他に、バターやチーズやワインを作ったり、ファッショナブルなレストランやホテルなどのサービス産業を経営しなければならないだろう。そういう都会型の格好良さというものがないと若い人が都会の仕事を振り切って田舎に来るということはなかなかむつかしい。

 以上、第6次産業の育成ということが過疎地域対策の第2の原則だ。過疎地域対策の第2原則は、「第6次産業で楽しく格好良くやれ!」だ。「ファッショナブル」がキーワードである。
 なお、念のためいっておくと、第6次産業の主たる担い手は若い女性である。「若い女性」に魅力のある産業でないとこれからの発展性はないのではないか。第6次産業は若い女性が力強く支えるものでなければならない。

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