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2016年9月19日 (月)

中国伝統文化(その17)

中国伝統文化を考える旅(その17)

第2章 天命政治の成功のために(その5)
第2節 政治哲学(その3) 
1、 晏嬰(その3)・・・ 晏嬰に関するエピソード
(2)景公の先先代の霊公の場合
斉の霊公は男装を好み宮廷内の女性に男装をさせていた。 するとこれが国内の民衆にまで広まってしまった。 霊公は之を禁じて御触れを出した。 女子にして男子の飾りをする者は、その衣を裂きその帯を断つ、と。 実際に衣を裂かれ帯を断たれる者が続出したがそれでも止むことがなかった。
そこに晏子が謁見した。 困っていた霊公は晏子に問う。
我は官吏に女子にして男子の飾りをするを禁ずる御触れを出させた。そして実際に違反した者の衣帯を裂断した。それにも関わらず、一向に止むことがないのはどういうわけだろうか、と。

晏子が答えて云う。
君は内では之を許し、外では之を禁じています。例えるならば、「牛首を門に懸けて馬肉を売っているようなものです。」なぜ内に男装を禁じないのでしょうか。そうでなければ外に禁ずるなどはできません、と。 霊公は善し、と言って宮廷内の男装も禁止した。 すると一ヶ月にして国内に男装する者はいなくなったという。

註:「牛首を懸けて馬肉を売る」という晏嬰の故事は、 「羊頭狗肉」の語源とされる。

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