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2016年9月 6日 (火)

中国伝統文化(その7)

国伝統文化を考える旅(その7)

第1章 道教文化(その4)
第3節 道教の面白さ(その1)
1、仙人思想と仙薬(その1)

仙人(せんにん)は、中国の道教において、仙境にて暮らし、仙術をあやつり、不老不死を得た人を指す。道教の不滅の真理である、道(タオ)を体現した人とされる。

仙人になるために修行をする者は「道士」と呼ばれる。後世、専ら、道士は道教修行者一般をさした。

仙人になるために修行方法には呼吸法や歩行法、食事の選び方、住居の定め方、房中術までさまざまな方法がある。
いずれにせよ心身の清浄を保ち気としての「精」を漏らすことは禁物であり、「精」を練り気、神に変え仙人となるための仙丹にまで練らなければならない。また派によっては呪符や呪文を用いることもあった。内丹術を中心とした仙人になるための修行法は「仙道」と呼ばれることが多い。
内丹術とは、伝統的な道教の身体技法であって、人体に内在する根源的生命力である「気」を凝集・活性化し、身心を本来あるべき姿に戻そうとする修行体系である。では「気」とは何か?
「気」とは、「道」、これは宇宙の原理のことであるが、その原理によってこの世に現われ出たものである。老子哲学によれば、宇宙の万物は気によって構成されている。すなわち、宇宙の万物は「気」によって現実に存在している。しかしながら、私たちの心や体は、いい加減な日常生活のために、気が衰えている。それを、仙人は、修煉を積むことで回復を目指すのである。仙人の行う内丹術とはそういうものだ。

内丹術に対して、外丹術というのがある。外丹術は金石草木を服用する「服食」と呼ばれる仙人の技術である。その技術を書いた書籍としては『神農本草経』が有名だ。『神農本草経』は中国最古の医薬書とされるが、その目的は仙薬を求めることにあった。初期は草木中心の仙薬であったが、次第に鉱物から人工的に合成したものを不老不死の丹薬として重視するようになった。



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