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2016年7月26日 (火)

シャングリラ(その23)

シャングリラ(その23)
第2章 中国という国(その10)
第3節 世界平和に向けての可能性(その3) 
2、近代国家の責任(その2)

中国は、日本から多額のODA(政府開発援助)を受けながらも、「南南協力」と呼ばれる「対外援助」を行なっている。 すなわち、中国は1950年より対外援助を実施して、現在も結構多額の援助を行なっている。 2010~2012年の3年間の累計は893億4,000万元(約1兆608億円)である。中国は、 この「対外援助」を援助を開発途上国間の相互支援(南南協力)と位置付け、先進国によるODAとは一貫して差別化している。

1964年に周恩来首相が発表した「対外援助8原則」に基づいて、2014年、中国商務部は、「対外援助管理弁法」を公布した。今後、さらなる関連の法整備が進められる見込みだと言われている。
「対外援助」の内容は、 中国商務年鑑(2014年版)によれば、①パッケージ型プロジェクト:124件、 ②物資援助:93件、 ③人材育成プロジェクト:155か国の18,660名を養成、 ④その他:医療チーム要員を568名、技術専門家、教師およびボランティアを合計6,890名派遣 となっている。

このほか、緊急人道援助を東南アジアや中東、アフリカの10余りの国で実施している。

また、対外援助白書(2014年版)によれば、援助分野は主に、農業、衛生、教育等の民生分野と、運輸、エネルギー、通信等の基礎インフラ整備が対象とされている。また、被援助国の援助によらない発展につながる研修プロジェクトも増大傾向にあるとされている。

以上、中国の「対外援助」(南南協力)はあくまでOECDのダック計画とは別物であるが、今後、中国には日本が行うOECDの活動にも然るべき協力をして欲しい。それが私の願いだ。


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