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2016年6月15日 (水)

日中友好親善(その10)

日中友好親善(その10)

中国伝来の医療・・・医心方とその周辺

これから長期的に見て、世界平和のため日本がやるべきもっとも基本的なことは、日米同盟を基軸にしながらも中国との友好親善を図ることである。真の日中友好親善のためにこれだけのことは是非日本人に知っておいて欲しいというものを取りまとめた「日中友好親善のために」という私の論文があるが、ここではその一部を紹介しておきたい。
古代において中国伝来文化によって日本が作られてきた。これは歴史認識の問題であるが、私たちはそういう歴史認識をしっかり持たなければならない。

後編の第1章「道教に対する想いを馳せて!」と後編第2章「明日香と阿知王」は既に紹介した。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/douomoi.pdf
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/asukaati.pdf


医心方は阿知王の末裔・丹波康頼の書いた奇跡の書である。これは古代の漢字で書かれているので、現在の中国人でも現代語に訳すことが難しいとされている。
医心方については、日中広しといえども、何と言っても槇佐知子が第一人者である。すなわち、槇佐知子により『全訳精解 医心方』(筑摩書房、全30巻。巻一・巻二・巻二十五は、2分冊刊)が1993年から刊行開始された。これは快挙である。
槇佐知子の『全訳精解 医心方』は、東洋医学の源流を照らす画期的業績で、今では、専門家の間でなくてはならない文献となっている。しかし、私たち一般人にはそれを読むことは金銭的にも内容的にも難しい。しかし、槇佐知子は、『食べものは医薬 「医心方」にみる四千年の知恵』(同上)をはじめ、多くの関連書籍を刊行しているので、私たち一般人もそれらを読んで大変勉強になる。その内、私は、「王朝医学のこころ・・国宝<医心方>に学んで」(2005年3月、四季社)」と「改訂版・病から古代を解く・・大同類聚方探索」(2000年6月、新泉社)と「今昔物語と医術と呪術」(1993年4月、築地書館)と「自然に医力あり」(1997年2月、筑摩書房)の四冊によって、医心方の勉強をした。

後編第3章は「中国伝来の医療・・・医心方とその周辺」となっているが、それは、日本人にはぜひ知ってもらいたい「医心方に関する基礎的知識」を書いたものであり、槇佐知子の4冊の著作の内容を紹介したものではない。「日中友好親善のために」という私の論文後編第3章の最後は「医心方は面白い!」で締めくくったが、「日中友好親善のために」という私の論文後編第3章を読む限り、医心方の面白さは伝わってこない。そこで、その後、その第3章に、「槇佐知子を読む」を追加して、「中国伝来の医療・・・医心方とその周辺」を新たに一つの論文として書き直した。それが次の論文である。これによってみなさんに「医心方の面白さ」をご理解いただけると思う。槇佐知子はすごい!

中国伝来の医療・・・医心方とその周辺:  http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/isinpou.pdf

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