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2016年6月 7日 (火)

習近平の可能性(その3)

習近平の可能性(その3)
宮本雄二は、『習近平の中国 』(2015年5月、新潮新書)でさらに次のように述べている。すなわち、
『 確かに習近平への「権力」の集中は進んでいる。とりわけ人民解放軍において、その動きは顕著だ。(中略) 私はそれが可能となった最大の理由は、習近平の持つ個人的な背景にあるのではないかと考えている。習近平は初めから人民解放軍の中に自分を支えているグループを持っていたのだ。人民解放軍が習近平を支える理由の一つは、習近平が中国共産党の元老である習仲勲を父親に持ち、その習仲勲は人民解放軍と深い関係を持っていたことにある。(中略) 習近平は、1979年、父親の旧友で、当時中央軍事委員会の秘書長をしていた耿飈(こうひょう)の秘書となり、82年まで勤務する(耿飈は81年に国防部長に栄転している)。耿飈(こうひょう)も著名な軍人である。この時代の人民解放軍人脈および中央での経験も習近平を助けている筈だ。これが人民解放軍に習近平グループができた二つ目の理由だ。三つ目は、高級幹部子弟同士の関係だ。このまとまりが「太子党」と呼ばれているものだが、さきほどの張又侠もこれにあたる。子供の頃から同じような環境に育ち、同じ学校に通えば、友人関係は深まる。もちろん太子党だからといって皆、仲が良いわけではない。だが子供の頃の関係による結びつきは、かなり強いことも事実だ。(中略) このように習近平は独自の人脈を人民解放軍の中に初めから持っていたのである。(p108~112)』

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