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2016年6月20日 (月)

淮南子(その1)

淮南子の思想について(その1)

金谷治の「淮南子(えなんじ)の思想・・・老荘的世界」(1992年2月、講談社)は 難解な淮南子の入門書である。漢の武帝の頃、淮南(わいなん)の地を治めた淮南(わいなん)王・劉安(りゅうあん)の生涯のみならず、時代背景にも詳しい。 劉安(りゅうあん) のもとには大勢の学士食客が集まり、数多くの著作を残した。2000年後の今日に伝わる『淮南子(えなんじ)』がそれである。その内容は複雑多様、諸子百家から戦国的自由思想の伝統、また、処世や政治、天文や神話伝説まで集合されている。全体の基調は老荘的なものに貫かれその百科全書的な内容が人々をひきつけてきた。 淮南子(えなんじ)は混迷の世を生きる現代人に贈る必読の人世哲学の書である。

淮南子(えなんじ)は、日本へはかなり古い時代から入ったため、漢音「わいなんし」ではなく、呉音で「えなんじ」と読むのが一般的である。淮南鴻烈(わいなんこうれつ)ともいう。劉安・蘇非・李尚・伍被らが著作した。
第1巻から第21巻まであり、そのほとんどが道家思想を中心に儒家・法家・陰陽家の思想を交えて書かれており、第21巻「 要略」が結論部分で、儒家・法家・陰陽家の思想を包含する形で老荘思想が説かれている。

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