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2016年6月18日 (土)

日中友好親善(その13)

日中友好親善(その13)

おわりに(その2)

さて、私は最後に、習近平に期待するものが非常に大きいので、その点について少し触れておきたい。
私は、今までシヴァ教が世界最強の宗教だと思ってきたが、どうも中国が道教の研究を国家レベルでやっているようなので、今後、道教は中国の天命政治と深く結びついて、人びとの心の奥にしみ込んでいくように思われ、将来、道教は世界最強の宗教になる可能性がある。
日本の文化は歴史的に道教の影響を深く受けているので、道教が世界最強の宗教になれば、今後、日本の文化ももっともっと国際的なものになっていくかもしれない。日本の文化的な動きが中国との友好親善のおかげで良い方向に向かっていってもらいたいものだ。私はそういう願いを持っており、私が中国の天命政治に深い関心を持つ所以でもある。

天命思想による政治、それが中華のあるべき政治であるが、はたして習 近平がそういう政治を今後やっていけるかどうか? 私は、今皇帝になった習 近平に是非それをやってもらいたいと願っている。そのためには、孟子の天命政治を貫いてほしいし、日本と一緒になって世界平和路線を歩んで欲しい。それが習 近平に期待するものである。

そのためには、習 近平が今皇帝として中国共産党王朝に君臨し、中国共産党の中で絶対的な権力を持たなければならない。その前提条件として、習 近平は軍を掌握することと農民の支持を受けることが必要である。その上で、中華政治として世界平和路線のための政策を打ち出すことが必要である。覇権主義はもってのほかである。習 近平がそれらのことができる人物であるのかどうか、次の論文で少し突っ込んで考えてみた。

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/tenmeirikai.pdf

第1章では、世界には歴史的に二つの政治形態が存在するが、中国の天命政治には、民主主義とは一味違う長所がある。そのことを説明した。天命政治は、老子の「道」、「宇宙の原理」に従う政治である。
第2章は、毛沢東の長征がどのように行われたのか、そして何故毛沢東が中国国民統合の象徴になっているのかを説明した。
第3章は、天命政治の本質について、具体例を以て説明するとともに、習近平が実際に天命政治を行い得る人物であることを説明した。

習近平は、現在、「民族主義に支配されたネット世論」と「軍を中心とした対外強硬論」という二つの爆弾を抱えているようだ。中国が今後10年で米国と肩を並べる強国になることは間違いない。私たちは、中国が軍事大国として日本の脅威になることを望んでいない。日本と中国が相互に信頼し尊敬し合える国になって欲しい。そのために何ができるのかを、我々は考えていかなければならない。 私は、中国の天命政治に大いなる期待を持っている。 歴史と伝統文化に根ざし、発展させた新たな中華文明の出現のために私たち日本人に何ができるかを考えねばならない。日本と中国が一緒になって、世界平和を実現する「新たな世界文明」を創っていきたいものだ。




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