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2016年5月12日 (木)

老子とハイデッガー(その4)

老子とハイデッガー(その4)

ハイデッガーの根本的自然ならびに世界四元体論(3)

宇宙の原理とは何か? それを老子は「道」と言っているのだが、以上縷々ご紹介してきたように、ハイデッガーは根源的自然の「臨在」と言っている。ハイデッガーは、極めて難解な、中国の老子の「道」の思想の本質を、西洋で唯一理解した哲学者である。その両者の哲学に根本的な共通点がある。

根源的自然とは、いまだ秘隠されてはいるが、すべての世界を成り立たせている「宇宙の原理」によって、天と大地、神的なものと死すべきものという四元体に臨時する自然。天(太陽の運行、月の干満、星辰の輝き、一年の四季、一日の光明と薄明、夜の聞と星光、天候の恵みと災い、と大気の流れと空の紺碧)も自然、大地(海洋と岩石、植物と動物)も自然、神的なものも自然、人間も自然だが、それら四つの自然は根源的なものであり、本来同じものである。したがって、人間は、天を見て、大地を見て、神的なものを見て、「宇宙との一体感」を感じなければならない。



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