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2016年5月 2日 (月)

老子(その42)

老子(その42)

おわりに(2)

宮沢賢治のような人とは熱心な祈りの人であって、慈悲深い人である。そのような人が出てくれば、貧困地域における児童婚ならびに女の子に対する虐めは少しずつ減っていくのではないか。祈りの地域、それが理想のコミュニティーである。理想のコミュニティーでは、女の子に対する虐めだけでなく、あらゆる虐めがない。そういう理想のコミュニティーを作るには、どうしても寺院が必要で、寺院はできるだけ多くの信者を獲得しなければならない。

「ネパールの陰」という論考で私の言いたかったことの要旨は以上のとおりであるが、そのような悲劇を無くすために、日本と中国ができることがある。そのことについては、第3章で述べたが、その要点は以下のとおりである。

日本と中国は、役割分担を決め、お互いに連携して発展途上国の発展に貢献すべきだ。日本のODA受け入れ国に対して、中国から道士の派遣をお願いする。

日本は経済援助大国である。したがって、日本は発展途上国に対して経済協力をすることができる。

中国は、独自の「対外支援」をやっているが、発展途上国(DAC計画に基づくODAの対象国)に対してはまったく支援を行なっていない。 LDCs(後発開発途上国)や小島嶼国に重点が置かれている。中国は、あまりにも人口が多すぎて、 未だに日本の経済援助を受ける国である。しばらくは、発展途上国に対する経済支援はできないだろう。

しかし、中国は世界最強の宗教「道教」を持っている。発展途上国(DAC計画に基づくODAの対象国)に対して、「道士」の派遣という人材派遣ができる。

「道士」は、 道教の宣教師 として働くだけでなく、老子哲学を勉強し、哲学者として発展途上国のリーダー教育にも当たることができる。老子哲学の世界化と相まって、世界は大きく平和に向かっていくに違いない。それが私の中国に対する期待だ。



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