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2016年5月 9日 (月)

山地拠点都市構想(その138)

山地拠点都市構想(その138)

第6章 山地拠点都市構想の実現に向けて(14)
第3節「自立的発展」を目指す(1)

小鹿野のような「山の霊魂」の働きが期待できる危機的市町村において考えねばならないことがいくつかある。まず第一は、大都市から移り住んで来て農業をやる人のことである。これを農業移住者と呼ぼう。今後、農業移住者 を積極的に受け入れるためには、地域通貨が不可欠であるので、地域通貨については項を改めて述べることにする。農業移住者は、基本的には、地域通貨で生活をするのだが、地域通貨で買えないものも当然あるので、ある程度円を稼がなければならない、どうやって 円を稼ぐかという問題である。
この問題については、第2節の第4項「道の駅とまちの駅との姉妹協定」で述べたよう に、いずれ将来は、「山の霊魂」の働きが期待できる危機的市町村の農業移住者が「まちの駅」が主催する「青空市場」に 出かけていくことが普通になる。その場合に、「まちの駅」の会員でない人が「青空市場」で買い物をすることも少なくないであろう。農業移住者が「青空市場」でそれなりに 円を稼ぐことは可能であろう。そのことについてはすでに述べた。
したがって、「山の霊魂」の働きが期待できる危機的市町村の「元気再生」を図るためには、まず地域通貨を前提にし て、農業移住者の受け入れを進めることだ。そうすれば、農業移住者が田舎と都会との架け橋になって、都市と田舎の交流を推進することができるだろう。しかし、それだけでは 不十分である。 「山の霊魂」の働きが期待できる危機的市町村の「元気再生」を図るためには、根本的に、地域の雇用拡大の見地から、山地の新たな「産業おこし」をしなければならない。これには二つあっ て、一つは地域企業の振興だし、もう一つは市町村事業の振興である。このことについて は次に述べよう。


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