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2016年4月15日 (金)

老子(その32)

老子(その32)

老子とプラトンとの繋がり(17)
おわりに(3)

問題は、宇宙の原理を人類哲学として明らかにしなければならないということであって、今後どのように人類哲学を作り上げていくかということである。梅原猛は、法華経の哲学こそ人類哲学だと言っているが、はたしてそうだろうか。人類哲学には文化的側面がなければならないと思われるが、法華経には老子哲学に見られるような文化的側面がない。草木国土悉皆成仏を説く法華経は、霊性豊かなお経で大変奥が深いが、真正面から宇宙の原理を説いたものではない。人類哲学は宇宙の原理に基づいたものでなければならない。歴史的に存在した哲学の中で真正面から宇宙の原理を説いたのは老子哲学だけである。そして、老子哲学には文化的側面がある。 老子哲学には、古今東西どのような哲学にもない一大特徴がある。それが老子哲学の文化的側面である。私には、老子哲学こそ人類哲学に発展する可能性を持っていると思えてならない。

私は、今まで、ヘーゲル哲学に倣って法華経哲学を模索してきているが、「自然呪力」の科学的説明が不十分で、ちょっとお手上げ状態である。今回、老子の哲学について、一応、「宇宙のリズム」をキーワードにプラトンとの繋がりをつけることができたと思うので、「宇宙のリズム」に焦点を当てて、法華経哲学についての思索を深めることができないかと思ったりしている。「宇宙のリズム」という観点から法華経を見た時、法華経は老子より優れている面がある。そういう面では法華経の哲学を構築する意義は非常に大きい。私は、すでに、「日本精神と中村雄二郎のリズム論」という論文を書き、今後もさらにリズム論の勉強を続けていくつもりであるが、それも結局は「宇宙のリズム」に関する勉強ということかもしれない。今回の論文を書き終えた今、「宇宙のリズム」こそ「宇宙の原理」を解く鍵だと思えてならない。

「日本精神と中村雄二郎のリズム論」:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/rizu.pdf

今回の論文「老子の哲学」:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/rousitetu.pdf

「宇宙のリズム」:http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/utyuurizu.pdf

以上で、「老子の哲学」という論文についての「つぶやき」は終わるが、この論文のあとのものとして、「老子の世界」というテーマでその可能性を追求した論文があるので、その論文の中から、今までつぶやいてこなかった新たな見解を引き続き紹介していきたい。次回の老子(その33)からの「つぶやき」である。

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