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2016年4月 3日 (日)

山地拠点都市構想(その133)

山地拠点都市構想(その133)

第6章 山地拠点都市構想の実現に向けて(9)
第2節 中枢都市との「交流」について(3)
3、クラインガルテン

松田雅央(まつだまさひろ)という人がドイツの「クラインガルテン」について、判りや すく書いておられるので、その要点を紹介しておきたい。彼は、ドイツ・カールスルーエ 市在住のジャーナリスト。東京都立大学工学研究科大学院修了後、1995年に ドイツの渡り、それ以降、ドイツ及びヨーロッパの環境活動やまちづくりをテーマに、執 筆、講演、研究調査、視察コーディネートを行っている素晴らしい人である。彼の「クラ インガルテンに関するホームページは、次の通りである。
http://www.umwelt.jp/index_kleingarten.html

その中から、私の興味を引く部分を紹介し、私の思いも合わせて述べてみたい。 カールスルーエ市には70余りの独立したクラインガルテン協会があり、その大きさはま ちまちで、数十の区画しか持たない小さなものから数百の区画を持つ大きなものまである そうだ。それらはすべて 非営利で、協会員が共同で運営しているらしい。クラインガルテ ン(全体)はひとつのコミュニティを形成し、コミュニティハウスを持っている。私はそ れをクラブハウスと呼びたい。個人が協会から借りる個々のクラインガルテン(区画)は おおむね100m²ぐらいの小さいもので、そこには「ラウベ」と呼ばれる小さな小屋があ る。小屋の床面積は最大で16平方メートル。流しもついているが、水道は来てないので飲 み水は家から持っていくのだそうです。小屋には簡単なベッドがあって泊まることもでき るが、長期間の滞在は禁止されているという。
松田雅央(まつだまさひろ) の友人は、協会から年約200マルク(約12000円) で200平方メートルほどのクラインガルテンを借りているが、これは電気代、保険料な ど をすべて含んだ値段なので、非常に安い。小屋は個人の持ち物で、マチルデさんが協会 を通して前の持ち主から数十万円で買ったものだそうだが、永続的な持ち物であるので、 それを考慮すればそんなに高い買い物ではないと思う。要するに、ドイツのクラインガル テンは、非営利団体が運営しているので、すべて中産階級向けのものであって、日本のク ラインガルテンのように金持ち向けのもではない。甲斐市のクラインガルテンは、事業主 体が甲斐市で運営団体は農事組合法人だが、入会金が30万円、年会費が40万円で、こ れでは一般庶民はちょっと手が出ない。
日本は諸物価が高いので、ドイツのようにはいかないが、私は、そこは知恵を出して、年 会費数万円で借りれるようにならないものか。痛切にそう思う。
次に、クラブハウスについて、私の思いを述べておきたい。クラインガルテンにおいて は、都会からやってきた人と地域の人々との触れ合いが必要である。そしてそれをベース として、地域における趣味の会やら地域におけるボランティア活動に都会の人が積極的に 参加するようでないと真の「交流」とはいえない。クラインガルテンにおける「触れ合 い」としては、音楽が不可欠だと思われる。音楽は「唱歌」がいい。これならお年寄りも 子供もみんなで歌えるからだ。楽器が弾けたり音楽にそれなりの素養を持っている人は是 非飛び入り参加してもらいたい。音楽の哲学については、私の「リズム人類学」のすすめ というものがある。
酒ののめない人には申し訳がないが、酒を飲みながら歌を聴いていると心がイキイキとし てくるのが実感される。


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