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2016年4月20日 (水)

老子(その34)

老子(その34)

老子の世界化(2)

次に、ハイデッガーである。
関本洋司のブログによると、 ハイデガーが興味を示したのは、特に第15章の以下の部分に興味を示したと言う。
<濁りを静め、澄みきるように誰れができようか。動かないところから生き生き成長させるところまで、誰れができようか。>
そのことに関しては、翻訳に協力してくれた中国人の学者・シャオに宛てた手紙が関本洋司のブログに示されている。それは次のようなものである。

親愛なるシャオ様

私は度々あなたを思い出します。またすぐにあなたとの会話を
再開できればうれしいです。
あなたが私に書いてくれた次の行を考えています。

<"Wer kann still sein und aus der
stille durch sie auf den Weg bringen
(bewegen)etwas so,dass es
zum ersheinen kommt?"

[Wer vermag es,stillend etwas
ins Sein zu bringen?
Des Himmels Tao. >

孰能濁以靜之徐清。孰能安以動之徐生。

濁りを静め、澄みきるように誰れができようか。
動かないところから生き生き成長させるところまで、誰れができようか。

道徳経(天の道)より

山小屋にて1947年8月9日 
親愛なる情を持って 
あなたのマルティン・ハイデガーより




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