山地拠点都市構想(その129)
山地拠点都市構想(その129)
第6章 山地拠点都市構想の実現に向けて(5)
第1節 山地拠点都市の定義について(5)
前編の第3章では、今後の日本のあるべき姿についての佐伯啓思のヴィジョンを紹介し、 過去の国土政策を振り返り、そして国土政策の現状と課題について述べてきた。後編の最 後、それはこの本の最終結論ということになるが、「田園都市構想」や「ふるさと創成」 に代るべき・・・新たな国土ヴィションとして、「山地拠点都市構想」を提案する次第で ある。
「山地拠点都市構想」とは、 「山の霊魂」の働きが期待できる山地において、地域の 「歴史と伝統・文化」にもとづき中枢都市との「交流」並びに「自立的発展」を目指す 「美しい都市」を作ろうという国民運動のことである。
地域づくりというものが地域住民が主役でなければならない。そのことは、私との対談 で、川村健一さんが語っているので、この際、それを紹介しておきたい。
http://www.youtube.com/watch?v=Is3Sr9VLXIo
http://www.youtube.com/watch?v=4D9r4O3Jg8I
地域づくりというものは、 あくまで地域住民が主役であって、国が計画を作りそれを地 域にブレークダウンするものではない。「山地拠点都市構想」は、市町村が中心となっ て、地域の人々と地域の企業や関係団体と一緒になって進めていくものでなければならな い。このことについては、リージョナルコンプレックスという視点が大事である。中枢都 市との「交流」も 自立的発展」を目指す「美しい都市」づくりも、地域コミュニティに リージョナルコンプレックスが形成されていなければならない。そのリージョナルコンプ レックスについては、次を参考にしてもらいたい。
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