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2016年2月 5日 (金)

山地拠点都市構想(その125)

山地拠点都市構想(その125)

第6章 山地拠点都市構想の実現に向けて(1)
第1節 山地拠点都市の定義について(1)

山地拠点都市とは? その定義と構想の概要を明らかにしておきたい。

まず定義である が、『 山地拠点都市とは、「山の霊魂」の働きが期待できる山地の中心都市で、地域の 「歴史と伝統・文化」にもとづき中枢都市との「交流」並びに「自立的発展」を目指す 「美しい都市」のことである。』

「山の霊魂」についてはここまでに縷々述べてきた。「山の霊魂」の働きが期待できる山地とはどんな山地なのか?  霊魂は不死であるから、過去にその山地で人びとが「祈り」 を捧げた所、つまり昔の神社仏閣のあとや縄文集落のあとがそうである。さらに、神社仏 閣や祠などが現在あって今なお人びとが祈りを捧げている所や巨木のある所は、「山の霊 魂」の働きが期待できる。「山の霊魂」の働きとは、アリストテレスの能動的理性の働き のことである。山地拠点都市は「歴史と伝統・文化」にもとづく「地霊」の力が働いてい る。

「歴史と伝統・文化」については、私は今まで私のホームページでいろいろ書いてきたの で、それを参考にしてもらいたい。ホームページ内検索をしていただければ一連のページが出て来ると思う。

その一連のページの中で、特に、次のものは「歴史と伝統・文化」の核心部分を述 べているので、是非ご覧戴きたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/teidan.html

「地霊」については、私の論文「霊魂の哲学と科学」の第6章「霊魂の科学」に書い たので、ここではその抜粋部分のみ紹介しておく。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/tirei.pdf

「交流」については、前編第3章第1節の1「辺境の哲学」で述べたのでそれを読み返し てほしい。

「グノーシス」とは、歴史的に、「キリスト教から独立した別個の宗教・哲学 体系の「認識」を代表するもの」と言われているが、私は、中沢新一と同じように、より 広い概念でとらえたい。すなわち、広域に渡って支配的な宗教から独立した別個の宗教体系や哲学大系の「認識」を代表するもの」と考えたい。中心地の文化の影響を受けながらも、その地域特有の文化を保持している。時代の進展とともにその地域の文化は今までに ない新たな文化に変質してゆくが、その新たな文化は、中心地の文化を変質せしめる。その力は、人びとの交流の力による。「奥」の哲学との文脈でいえば、中心地は地方の中枢都市であり新たな文化の発信地は「山地拠点都市」である。グノーシスを生じせしめるのは、中枢都市と山地拠点都市との交流である。

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