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2016年2月26日 (金)

山地拠点都市構想(その128)

山地拠点都市構想(その128)

第6章 山地拠点都市構想の実現に向けて(4)
第1節 山地拠点都市の定義について(4)

さて、知恵を働かせねばならないいちばん難しい問題、政治的にも行政的にもいちばん重 要な問題は、「地域の自立的発展」である。現在の市場経済のもとでは、山地拠点都市は 大都市や中枢都市の競争力には到底勝てない。だから、三割自治が続いているのだ。した がって、基本的には、山地拠点都市は市場経済と贈与経済のハイブリッド経済を目指さな ければならない。

地域通貨については、私の電子書籍「祈りの科学シリーズ」の6巻目「地域通貨」に詳し く書いたので、是非、それを読んでいただきたい。

「山地拠点都市」は、現在の市場経済社会においてこのままでは存続そのものが難しい。 「山地拠点都市」が今後も存続し続けてそれなりに「地域の自立的発展」をしていくため には、地域経済としてはハイブリッド経済を目指さなければならない。これは必須条件で ある。さて、贈与論についてであるが、モースの贈与論を発展させ、現代の経済的社会的 な諸問題に応えうる新たな贈与論が待ち望まれていたが、2011年8月に中沢新一の 「日本の大転換」(集英社)が出た。これはまさに現代の贈与論である。中沢新一のこの 新たな贈与論によって、地域通貨の哲学にもしっかりした基盤ができたように思う。関係 の皆さんには、私の電子書籍「地域通貨」とともに、是非、中沢新一の「日本の大転換」 を読んでいただきたい。
「地域の自立的発展」については、基本的には、贈与経済という新たな挑戦をしなければ ならないのだが、緊吃の課題として、「山地拠点都市」というハイブリッド経済社会にい て、どのように雇用の場を作り出していくかという問題がある。 大都市という競争社会における敗者もいるし、もともと厳しい競争を嫌う人もいる。競争 することだけが生きる道ではない。厳しい競争を嫌い、豊かな自然の中でのんびりと楽しく生きるというのも立派な生き方である。山地拠点都市はそういう人の受け皿にならなけ ればならないし、それが十分可能なのである。新たな産業おこしの問題についても私の思いをのちほど第3節で述べることとしたい。

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