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2016年1月26日 (火)

老子(その19)

老子(その19)
老子とプラトンとの繋がり(5)

老子と宮沢賢治(2)

では、まず宮沢賢治の話から始めよう。

「野生の思考」という概念がある。「野生の思考」については、私の論文『日本的精神と中村雄二郎の「リズム論」』の 第2章第3節『「リズム論に基づく生活」について 』の「2」において詳しく説明したが、その骨子は、

『 私は「新たな勉強」という論考の『 1、淮南子(えなんじ)の思想について』で、「 金谷治の書いた「淮南子(えなんじ)の思想・・・老荘的世界」(1992年2月、講談社)を読んで私がいちばん強く思うのは、老荘思想のような物凄い思想が何故あのような「辺境の地」に誕生したかということである。その理由は、「グノーシス」の力による。』

『 「辺境の地」において「文明」と「野蛮」の統合が起こるが、その統合された思考が「野生の思考」である。』

『 「野生の思考」とは「宮沢賢治の思考のようなもの」と理解する事にする。』

『 中沢新一はその著書「ミクロコスモス1」(2007年4月、四季社)において、「宮沢賢治は理想の農場をつくり、そこを人間と動物、人間と自然のあいだに生み出されるべき通底路をつくりたかったのだと思います。」と言っているが、そのような農場とは、「宇宙との一体感を直感する」、そのことが可能な「場」としての農場だと私は思う。宇宙との一体感とは、動物や自然との一体感のことである。』

『 論文「日本的精神と中村雄二郎のリズム論」の第2章第3節の「4」に、「野生の思考」と関係のある思想や哲学をピックアップしておいたので、「野生の思考」については、それらも参考にしていただければありがたい。』・・・ということである。

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