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2016年1月15日 (金)

山地拠点都市構想(その116)

山地拠点都市構想(その116)
「山の霊魂」(12)

町田宗鳳の考え(5)

おそらく古代人は、森林を山という大きな動物の毛皮のように受け取っていたのではないか。羊の毛のように刈り取っても刈り取っても、生えて出てくる森林。こんな素晴らしい贈り物を与えてくれる山の産みの力に、人びとはおのずと敬服せざるを得なかったであろう。

モノを産みつづける山には、当然のことながら、子宮口がなければならない。深くて暗い谷、大きな洞窟なども、その形状から山の子宮と見なされていただろう。滝もそうである。両脇から鬱蒼と生い茂った森林の襞に包まれて、山の液体を流しつづける滝は、まるで女陰のイメージである。(中略)聖地とは「性地」のことであるという考え方があるが、確かに古代から特別な霊気を持つ土地として崇められてきたところには、男女の生殖器に似た地形や巨岩が見出されることが少なくない。またそこに伝わる伝説や儀礼などにも、セクシャリティーが露骨に表現されている場合が多い。


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