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2016年1月14日 (木)

山地拠点都市構想(その115)

山地拠点都市構想(その115)
「山の霊魂」(11)

町田宗鳳の考え(4)

「原初の生命体」である山は、まず産む力を限りなく持っていた。それは途方もない性欲を持ち、立て続けに孕(はら)み、そして次々と子を産み落としても疲れを知らない強靭な母体のようでもあった。そういう意味では、山のたおやかな膨らみは、妊婦の膨らみでもあった。おまけに山が産み落とす新しい生命は、人間がサバイバルしていくために何ひとつ欠かすことのできないものであった。それは山の分身としての動物たちだけではない。現代でも春の訪れとともに、人びとはこぞって山菜摘みに出かけるが、ましてや畑を野菜を栽培する生活が定着する以前の人たちにとっては、山は文字通り無尽蔵の食料庫であった。

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