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2015年12月24日 (木)

山地拠点都市構想(その113)

山地拠点都市構想(その113)
「山の霊魂」(9)

町田宗鳳の考え(2)

おそらく古代人は、山だけでなく、大地そのものが生き物のような存在であると感じていたのではなかろうか。人間は、そのわけのわからない巨大な生き物の背中にしがみつきながら、かろうじて生存している小さな動物に過ぎない。バタイユが言うように、古代人が動物に「至高性」を感じ取ったとすれば、この地上に山より大きな動物はいないのであるから、その山に四方から囲まれながら暮らした人びとが、その大いなる動物に対して畏敬の念をもたなかったはずがない。ましてや波打つような山脈に覆われた日本列島に暮らした古代人にとっては、「至高性」をもっとも強烈に感じさせる動物とは山に他ならず、そこにこそ最初の神観念が発生することになったといっても決して過言ではなかろう。


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