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2015年11月 5日 (木)

ネパールの陰(その3)

ネパールの陰(その3)
ネパールの陰
2、児童婚について(2)
児童婚の問題は大変難しい問題で、これを根本的に解決することは国連でもできないかもしれない。ではどうすれば良いか? その点を以下に説明したい。
バウマンのいうとおり、支配階級及びそれに属するマジョリティーとそれからはじき出されたマイノリティーがそれぞれ別のコミュニティーを作る、それが世の常のようである。
アメリカや日本には、都市の中にもマイノリティーの住む地域ができているが、ネパールのように歴史的に階級差別のはっきりしている国では、マジョリティーは、都市からはじき出され、山間僻地にコミュニティーを形成しているのである。階級差別の存在する存在しないの如何にかかわらず、一般的に、都市は、マジョリティーの世界であり、山間僻地はマイノリティーの世界である。発展途上国にはそのような国がネパールの他にも数多くあるのではなかろうか。貧困地域である。
バウマンのいうとおり、支配階級及びそれに属するマジョリティーとそれからはじき出されたマイノリティーがそれぞれ別のコミュニティーを作る、それは仕方のないことがないことかもしれない。しかし、私は、貧困地域においても、女の子が虐められないような地域コミュニティを作らなければならないと思う。女の子が貧困地域においても心身ともに健全に生きていけるような地域コミュニティを作ること、それは近代国家の責任ではない(注3)。
発展途上国の都市にも立派な寺院がある。しかし、山間僻地には都市に祀られている神の力が及ばない。もちろん、山間僻地にもその土地の神様はいる。しかし、立派な僧侶がいるわけではない。それが一番の問題なのである。
注3:近代国家の責任・・・国際社会は何ができるか
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/kinkokkano.pdf

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