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2015年11月 2日 (月)

老子(その3)

老子(その3)

老子の哲学
はじめに(3)

老子の言う「道」は、儒教の道とは違い、宇宙の実在のことである。すなわち、ひとつの哲学であると言って良い。儒教で言う仁義礼智(じんぎれいち)は、人間社会の道徳ではあるけれど、宇宙の実在、万物生成の原理を指し示すものではない。これに対し、老子の「道」は、宇宙の実在、万物生成の原理を指し示すものである。したがって、西洋哲学、東洋哲学などすべての哲学と学問的に比較検討ができ、今後の新たな哲学を構築する要素を持っている。老子の哲学は、西洋哲学、東洋哲学などすべての哲学と相性がいいと言っても良いのである。

老子を多少勉強して、今思うことは、西洋哲学だけでなく、シヴァ教などの東洋哲学および平和の民・インディアンの哲学などすべてのものも視野に入れるべきだということで、その際、老子の哲学は特に注目されるべきではないかと思う次第である。老子は凄い!
(注:平和の民・インディアンの哲学については、私の次のような論考がある。是非ご覧いただきたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/watami.html )

道教の研究は、北京の「中国社会科学院世界宗教研究所」の道教研究室がもっとも盛んであるが、上海、四川、江西などの社会科学院でも宗教研究に力を入れ始めたらしい。各地域の大学や研究機関、道観、道教協会などと連携をとりながら精力的に道教の研究が始まっていると考えて良さそうだ。当然、道教に関連する「宗教哲学」の研究も力強く進むと思われるので、宗教哲学としてはシヴァ教の哲学を習合して、「哲学道教」、つまり道教の宗教哲学が、多分、東洋哲学を代表するものになるだろう。

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