« 山地拠点都市構想(その100) | トップページ | 宇宙のリズム(その13) »

2015年10月 2日 (金)

近代国家の責任(その5)

近代国家の責任(その5)
4、中国という国について(1)

中国は大国である。IMF報告によると、2014年のGDPは為替レート換算によると、米国17兆4160億㌦である。これに対し、中 国は10兆3560億㌦である。まだ米国の方が大きい。しかし、購買力平価(ppp)換算で見ると、中国のGDPは17兆6320億㌦となり、米国を超え た。そして、5年後(2019年)には、米国22.2兆ドルに対し、中国26.9兆ドルと大きく上回る(IMF, World Economic Outlook Database, October 2014)。
日本のGDPは2014年4兆7700億㌦、2019年5兆5433億㌦(pppGDPは5兆5280億㌦) である。5年後、中国のGDPは日本 の5倍になる(注、日本のGDPは為替レート換算も購買力平価換算も大差ない)。日本と中国を指してアジアの「2大経済大国」と言うことが語られるが、日 本経済は中国の5分の1の大きさである。
しかし、中国は、このような経済大国でありながら、人口が多いために、国民一人当たりのGDPが非常に小さい。世界ランキングは、おおむね80番目であり、アフリカの 赤道ギニア、 セーシェル、 ガボン、 モーリシャスより下位にある。そして貧富の差は、アフリカのエチオピア、エジプト、ブルンジ、 マリ、 ニジェール、トーゴ、ギニアビサウ、ベニン、カメルーン、タンザニア、マラウイ、ブルキナファソ、ギニア、チャド、セネガル、シェラレオネ、ガボン、ジプチ、コートジボアール、コンゴ民主共和国、ウガンダ、マダガスカル、ガーナ、コンゴ共和国 よりひどい状態にある。

ご承知のように中国の経済発展は誠に目覚ましいものがある。しかし、人口があまりにも多すぎるので、貧困問題がなかなか思うように進まない。さらに、環境問題、感染症や食糧の安全の問題もある。一方で、軍事力の拡大にも取り組まなければならない。 これが中国の最大の悩みだ。

« 山地拠点都市構想(その100) | トップページ | 宇宙のリズム(その13) »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117507/61865323

この記事へのトラックバック一覧です: 近代国家の責任(その5):

« 山地拠点都市構想(その100) | トップページ | 宇宙のリズム(その13) »