山地拠点都市構想(その105)
山地拠点都市構想(その105)
「山の霊魂」(1)
先に私は、論文「霊魂の哲学と科学」を書いた。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/rei.pdf
それにおいて詳しく説明したが、生きとし生きるものすべてに「霊魂」がある。哲学的にはプラトンがこれを詳しく論じているが、私は、科学的に、これは「宇宙は波動の海」であるという最新の科学的知見にもとづいてということだが、それなりの説明をした。なかなか理解をしてもらえないかもしれないが、「霊魂」は科学的にも存在するのである。
そのことについては、是非、私の論文「霊魂の哲学と科学」を読んでもらいたいが、「宇宙は波動の海」であるという最新の科学的知見にもとづいて、濱野恵一がその著「脳と波動の法則」(1997年3月、PHP研究所)の中で、次のように書いているので、この本も是非読んでもらいたい。濱野恵一は次のように述べている。すなわち、
『 私たちの心は最新の知見によると、脳に局在するものではなしに、宇宙に各々の心の働きの場として内在するという。そしてシェルドレイクの場理論によると、各人の脳の場と宇宙空間に存在する場同士が、共鳴・同調することで心の働きを顕現させる。さらに、宇宙の場は、その個人の死亡後も存続・継承されることが、マクドゥーガルの実験結果や「四肢錯覚現象」の証拠から、明らかになっている。この知見にもとづいて「生まれ変わり現象」を考えると、前世の記憶を持つ人の場合、自分の脳内にある宇宙の場のミニチュアが、何らかのきっかけで宇宙に存在する故人の人格の場にアクセスし、場同士の連結が生じた結果であると説明し得る。』・・・と。
もちろん、濱野恵一は「霊魂」のことについてはひと言も触れていない。しかし、私としては、彼の本に書かれていない科学的事実を、特に私たちが生まれるときに生じている「系統発生」をどのように説明すれば良いのかを、さらにプラトンの「霊魂論」に即しながら、いろいろと考えたあげく「霊魂」は科学的に存在するという結論に達したのである。「霊魂」は存在する。そういう前提で、「山の霊魂」とは何かを以下においていろいろと考えてみたい。
« 宇宙のリズム(その17) | トップページ | 近代国家の責任(その10) »
「文化・芸術」カテゴリの記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117507/62147949
この記事へのトラックバック一覧です: 山地拠点都市構想(その105):
コメント