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2015年4月21日 (火)

役行者の伝承について

役行者の伝承について

三峰神社の公式ホームページには、修験道の歴史に関しては、『 文武天皇の時、修験の祖・役の小角(おづぬ)が伊豆から三峯山に往来して修行したと伝えられています。この頃から当山に修験道が始まったものと思われます。』・・・と書かれている。

役行者伝承を持つ修験の霊山は非常に多い。近畿と関東がいちばん多いが、東北、中部、中国、四国、九州にもあり、全国的な広がりを持っている。私には、それらのすべてが史実を表しているとは思われず、後年の修験者ないし関係者がその霊山の権威付けのために、そういう役行者伝承を語ったのではないかと思うしかない。
特に偉大な人の場合、空海もそうだが、後年になっていろいろな伝承が語られる。そういう伝承から何らかの意味を読み取らねばならないが、それらが史実でない場合が多いので注意を要する。三峰山の役行者伝承も史実かどうか疑わしいが、史実でないと安易に切り捨ててしまうのも逆に問題があろう。役行者が伊豆に流されたことは史実であり、役行者が熱海の伊豆山神社と深い繋がりを持っている。そのことについては私の書いた次のホームページをご覧いただきたい。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/izusanjin.pdf


役行者が伊豆に流されたことは史実であり、役行者が熱海の伊豆山神社と深い繋がりを持っている ことを考えると、ひょっとしたら、文武天皇の時代に役行者が三峰山にやって来て、それをきっかけに三峰山の修験道が始まったかもしれない。

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