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2015年2月 1日 (日)

熊のことは熊に訊け(その7ヘロヘロ熊は危険)

熊のことは熊に訊け(その7ヘロヘロ熊は危険)

アラスカなどでは冬眠に当たる言葉にdenningが使われるが、キツネやオオカミの子育ての巣穴などにもdenが当てられる。誤解なく翻訳するなら、冬眠より巣ごもり・冬ごもりとした方がはるかによく、つまり、穴で眠っているのではなく、穴に籠っている=冬ごもり程度に受け取った方がニュアンスが近い。まれに、山スキーなどで冬眠穴を踏み抜いてヒグマが飛び出てきたりする事例を聞くが、ヒグマは寒いから動けず穴に入りじっとしている訳ではなく、たとえ極寒期でも動く気になりさえすればいくらでも動ける。そこがカエルやヘビの冬眠と根本的に異なる部分だ。ヒグマから分化したホッキョクグマのオスは冬眠をしない。これは、冬期にアザラシなどの海獣を補食し十分活動できるからである。つまり、ヒグマの冬眠は寒いからではなく、エサがないからなのだ。(中略)なので、冬眠を終えた直後のヒグマは、四季の中でもっとも衰弱している状態といえる。単に皮下脂肪の量ではなく、筋力、体力などの運動機能が最低で、ヒグマにしてはヘロヘロの衰弱状態なのだ。(中略)そのヘロヘロ熊でも、ケンカならヒトはほとんど太刀打ちできない。実際は、冬眠開けのヒグマが空腹のため苛立っている可能性もあり、むしろ食べまくっている盛期のヒグマより攻撃性は高いかもしれない。シカの死骸に付いている空腹のヒグマなら、近寄った者への攻撃性はまず高いと考えるべきだろう。
ヒグマとのやり取りの基本は、力勝負ではなく、あくまでも心理戦だということを銘記して欲しい。

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