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2015年2月 5日 (木)

山地拠点都市構想(その71)

山地拠点都市構想(その71)
第3章 知恵のある国家とは?
第3節 佐伯啓思のヴィジョン

佐伯啓思のヴィジョンを述べる前に、堺屋太一の「地価革命」という歴史観に触れておきたい。堺屋太一は、 1975年、通産省時代に、近未来社会を描いた小説『油断』で作家デビュー。翌年には、「団塊」という言葉を一気に世に広めた小説『団塊の世代』を著わした異彩の人である。「知価革命」(堺屋太一、1990年6月、PHP研究所)という本は、世界と日本の「次なる社会」を大胆に予測し、日本中に衝撃を与えた話題の書。本書は「脱工業化社会」の仕組みと実像を探り明かし大きな脚光を浴びたが、事実、世界は著者が提示した「知価社会」に向けて大きく動きだしている。「知価社会」とはいかなる社会なのか。これまでの工業社会のパラダイムとはどう違うのか。この本は、現代という時代の巨大な転換点と、その将来の方向性を見定めるための必読の書となっている。その後、彼は、比較的最近、「堺屋太一の見方」(2009年4月、PHP研究所)という本を出しているが、彼はその本の中で『 ものを書くようになって40年になる。この40年間に、世界も日本も世間も人間も、大きく変わった。変化の度合 いが大きいだけではない。歴史の流れる方向と人類文明の本質が根本的に違うものになった。近代工業社会が頂点を極めて崩落、新しい歴史段階の知価社会が始 まったのだ。人類の数千年に及ぶ歴史の中で、歴史段階の変化と言えるものは5回ほどしかない。その1つが今、この20年ほどの間に起こった。』・・・と言っている。

また、彼は、平成14年3月、21世紀の経済社会システム研究プロジェクト(内閣府)の総括講演で、『 近代文明が終わって、今、新しい「知価社会」が始まりました。これは私が1985年に発表した、『知価革命』という本から生まれた言葉です が、knowledge based society(知価社会)という言葉が今、世界的にはやっています。まさに、物財を基礎とする社会から、知識を基礎とする社会に変わりつつある。こうい う時代にいかに生きるべきか。この問題については、今後の日本にとっても非常に重要な問題だと思います。』・・・と述べている。

私も、脱工業社会、脱物質文明の社会に向かっているのは間違いないと思う。心の時代がやってきたのだ。


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