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2014年12月18日 (木)

山地拠点都市構想(その62)

山地拠点都市構想(その62)
第3章 知恵のある国家とは?
第2節 教育について
1、 一般論
(4)地域教育

 核家族(nuclear family)とは、夫婦とその未婚の子どもからなる家族のことである。
わが国では、家族形態の変化の常套句として「核家族化の進展」をいい、第2次世界大戦後の高度経済成長の過程で、大都市への人口集中等により、3世代家族等の大家族が減少し、核家族化が進展してきたと認識しているのが一般的である。しかし、核家族世帯は、実は戦前から「主流派」だったのである。核家族は人類にとって普遍的なものといわれており、たとえば、縄文時代の遺跡として有名な青森県の三内丸山遺跡の竪穴式住居も、平均4、5人の家族(夫婦とその子ども)が生活をしていたものと推測されている。
しかし、三内丸山遺跡の縄文人も住まいは核家族世帯であっても、周囲には一族がともに生活をしたであろうし、時代が下って、たとえば江戸時代では一般庶民(ほとんどが農民)は、近隣に血縁を同じくする人々が大勢いて、農作業をはじめ助け合いながら生活をするなど、実態的には大家族的な生活であったと考え られる。したがって、現代の核家族、特に郷里を離れて都市に移り、新たに世帯を構えたような核家族は、近隣に血縁者が存在しない孤立した核家族という点で、古来の核家族とは性格を異にしており、孤立した子育てなど新たな課題を抱えている。
したがって、私は、核家族の問題は、結局、地域コミュニティの問題であると思う。教育の問題だけでなく、介護もそうであるが、主婦の及ばないところは地域で支え合うシステムが今後どうしても必要なのである。知恵ある国家とは、そういう地域で支えあるシステムの充実した国家である。そのためには、今後、私たちは、ボランティア活動を核とした地域コミュニティを作っていかなければならないのであって、地域通貨の問題とどうしても取り組まなければならない。今後日本が「知恵のある国家」となるためには、どうしても、市場経済と贈与経済とのハイブリッド経済を目指さなければならないのである。ハイブリッド経済、これが今後日本が「知恵のある国家」となるための絶対条件だ。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=-phAqQeSOq4


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