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2014年12月11日 (木)

山地拠点都市構想(その57)

山地拠点都市構想(その57)
第3章 知恵のある国家とは?
第1節 「奥」の思想
5、「間」の思想

日本舞踊家で、川口流を創設した川口秀子さんは“間”について「舞踊は、間が基準の芸術であることは言うまでもないが、ただ間に合っているだけでもいけないので、そういう間を、常間(じょうま、定間とも書く)と言って斥ける。間が基準の芸術でありながら、常間に踊ってはいけないというところが、日本的と言うか、日本舞踊のむつかしい、奥深いところなのだ。」と言っている。また、江戸時代の『南方録』という本にも、「音楽の拍子でも、合うのはよいが拍子に当たるのは下手だ。雅楽には峯すりの足というのがあって、拍子を打つ瞬間の峯に舞の足の峯が当たらずに、ほんのわずかずらすのが秘伝だ」とあるそうだ。もちろん三味線もあてはまる。三味線と語りで成り立っている義太夫だが、言葉の方は五、七でできているので、おのずと三味線を弾く場所も決まってくる。それが常間と呼ばれる基準なのだが、演奏の時にはそこからずらす。三味線と語りがべったっとよりそっていてはいけないのだ。しかし、そもそも常間がわかっていないと、それを斥けることもできないので、まずは常間をつかむところから始まる。そういえば剣道にも「間合い」という言葉もあった。相手と自分との距離をさす言葉だ。舞踊にも三味線にも剣道にもあるということは、調べれば日本のものにはほとんど間がかかわってくるのだろう。
私も長年小唄を習っているが、いつも師匠から言われているのはいわゆる”間”の取り方、あるいは”間”の大切さである。しかしこれがなかなか難しく、苦労している。

剣道の「間合い」では、相手の竹刀と自分の竹刀の剣先が触れ合う程度で、その間が近くなったり遠くなったりする。剣先だけでなく、互いの体の間をつかんで、伝わってくる気配を読む。

「間」をとってうまく話すには? 役に立つUTubeが見つかったので、紹介しておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=rJOybdfqzhU

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