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2014年11月23日 (日)

山地拠点都市構想(その43)

山地拠点都市構想(その43)
第2章 自然の再認識
第4節 「自然の原理」とは?

今「無縁社会」が深刻な問題になってきて いるが、この問題は、「自立」に対する認識が社会全体としてあまりにも希薄すぎる・・・というところからきている。
「自立」は、周りの人とのいろんな関係の 中でできていくものである。決して独自で「自立」できるものではない。「ネットワーク」の最小単位は三人である。三人は極端であるにしても、そういう濃密 というか小さな「ネットワーク」の中で「自立」が達成できるのである。すなわち、「無縁社会」の問題は、「地域コミュニティの自立」を図らない限り解決で きない。「地域コミュニティ」はほとんど消えかかっている。それが問題の核心でだ。
「ネットワーク」の心髄は何か? 私はこ のシリーズで「アイデンティティネットワーク」を紹介したが、自己の「アイデンティティネットワーク」と他者の「アイデンティティネットワーク」とがどこ でどう響きい合うのか? そういう響き合いの中で、はたして「魂の自由」は得られるか? 「欲望に満ちた社会」というか「矛盾社会」を生きながら、はたし て「ネットワーク」によって・・・森岡正博のいう「転轍」は行なうことができるのか? などなど・・・「ネットワーク」については、まだまだ勉強しなけれ ばならないことが多い。しかし、ここでは、とりあえず、「地域コミュニティの自立」の問題は「魂の自由」の問題でもあり、世界構造を考える上でもっとも大 事な問題である・・・ということを提起した次第である。

今、日本は、世界に先駆け、「地域コミュ ニティの自立」の問題と取り組まなければならない。現実は混沌とした「矛盾社会」ではあるが将来に希望はある。市場経済の中に、一部、贈与経済(地域通 貨)を取り込むなど、「地域コミュニティの自立」のための新たな取り組みの中に大いなる希望が湧いてくる筈だ。響き合いつまり「協和」という希望だ。それ では、最後に、その希望を込めて宮沢賢治の詩を掲げておこう。こういう感覚が「地域コミュニティ」の共通感覚(常識)になれば良い。

雨 ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト
味噲ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ



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