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2014年11月13日 (木)

山地拠点都市構想(その35)

山地拠点都市構想(その35)
第2章 自然の再認識
第3節 田舎と都市

(3)直観について

 私は、「さまよえるニーチェの亡霊」(2012年6月、新公論社、電子出版)で、次のように述べた。すなわち、
『 ニーチェは、「人間とは動物から超人に向う間の存在であり、人間そのものではまだダメで人間を超えていかなければならない。」と考えているのだが(「ツゥラトゥストラの序説」)、この認識は現在の科学からいってもまったく正しい。人間の脳は三階建て構造になっており、恐竜型脳の上に原始哺乳類型脳があり、その上に新哺乳型脳がある。そして大事なことは、その三階の脳はまだ一割ぐらいしか使われていないのであって、あとの9割の脳は未使用状態である。今後人間が発達していくとその未使用の脳は少しずつ使われていく。そのとき、人間はどのような存在になっているかは「神のみぞ知る」のである。現在の最新科学を知らないニーチェがそこまでは知る由もないが、「人間とは動物から超人に向う間の存在であり、人間そのものではまだダメで人間を超えていかなければならない。」というニーチェの認識は、現在の最新科学からも正しいのである。脳の未使用領域が全部使われるようになった段階の人間をニーチェの言い方にならい「超人」と呼ぶならば、これから人類は「超人」に向うのである。彼は、ツゥラトゥストラをして、「超人にはなれなくても、超人のために超人を用意すべく努力して死んでいけ。自分のあとに超人が生み出さればいい。」と言わしめている。ニーチェは「超人」と言っているが、ここでいう「超人」とは違う。ニーチェのいう「超人」はまだ現在のままの人間である。したがって、私の、言葉の使い方に混乱が生じないように、ニーチェのことを今後「巨人」と呼ぶことにしよう。』・・・と。

 ニーチェは、私のいい方では、超人ではなく、巨人だ。多くの人が直観を働かすことができるようになれば、人類は今の人間を超越した本当の意味の「超人」となる。まだほとんど未使用のまま残されている状態の新哺乳型脳が、驚くべき発達を遂げて、 人類は今の人間を超越した本当の意味の「超人」となるのである。その発達の原動力は、巨人の直観力である。


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