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2014年10月11日 (土)

山地拠点都市構想(その13)

山地拠点都市構想(その13)
前編の序文

堺屋太一は、平成14年3月、21世紀の経済社会システム研究プロジェクト(内閣府)の総括講演で、『 近代文明が終わって、今、新しい「知価社会」が始まりました。こういう時代にいかに生きるべきか。この問題については、今後の日本にとっても非常に重要な問題だと思います。』・・・と述べている。
私も、脱工業社会、脱物質文明の社会に向かっているのは間違いないと思う。心の時代がやってきたのだ。

今の日本社会のように世界の最先端を走っている「成熟社会」では「知恵のある国家」を目指さなければならないと佐伯啓思もそう考えている。佐伯啓思の「大転換・・脱成長社会へ」の核心部分を紹介しておきたい。彼は次のように述べている。すなわち、

『もはや「成長中心主義」「競争中心主義」の社会ではあり得ない。いやおうなく「脱成長社会」へと推移していかなければならないのである。「豊かな社会」において必要なものは、まずは「社会の基盤」の整備であり、よりよい質をもった生活環境の確保であり、創造的な文化へのまなざしであろう。ケインズが述べたように、「豊かな社会」においては、人びとは、もっと「美的」で「文化」的な生活を望み、ここにおいて本当に、時間をどのように使うかという問題に直面するのである。だからこそ、教育や文化、メディアの質、多様なコミュニティ形成、人間の間の信頼形成、都市や住環境の整備、医療などが公共計画の焦点になってくるのだ。』・・・と。

以上述べてきた私の基本認識に基づいて「山地拠点都市構想」を後編で書く。後編では、二地域居住、クラインガルテン、わが町を美しく、道の駅、地域通貨、などについて詳しく論じるつもりだ。

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