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2014年9月30日 (火)

山地拠点都市構想(その3)

山地拠点都市構想(その3)
前編のはじめに(3)

実は、霊については、プラトンの霊魂論というのがあって、彼は「パイドン」と「国家」という本を書いている。これらは、プラトンの力作であって、正に世界的な名著である。歴史的に数多くの偉大な哲学者が出ているけれど、「霊魂についての哲学」を本格的に書いた人はいない。プラトンの霊魂論は、人の生き方を指し示すものであり、国家のあり方を指し示すものである。私には、プラトンによって、まさに「平和の原理」が哲学的に明らかにされたと考えている。
藤沢令夫は、そのプラトン著の翻訳書「国家」(1979年6月、岩波書店)の解説で、次のように述べている。
『 イデア論と魂不死の思想とは、両者相まってプラトンの哲学の、特にプラトン的と呼ばれるべき心髄をなす。「国家」篇で構築される理想国家は、けっしてたんなる安楽国でもなければ、」いわゆるユートピアや理想郷でもなく、戦争という悪を不可能とする条件の下で、国のために戦う「守護者」の育成を中心として考えられたものであるが、現実的な性格を持つものであるが、この極めて現実的ないし現世的な国家の構想そのものがしかし、妻子共有の話や細々とした食物のことまでも含む記述と共々に、こうしたイデア論と魂の不死の思想を心髄とする哲学によって、全体としてはそっくり「永遠の相」に包み込まれることになるのである。』・・・と。

このように、プラトンの霊魂論は国家論とつながっているので、私はプラトンに習って、霊魂論からわが国のあり方を論じたいというのが、この本を書く動機になっている。しかし、プラトンの霊魂論についてはその後の科学的知見にもとづいて修正を施す必要がある。ホワイトヘッドの霊魂観なども参考にしながら、私は、第5章で霊魂の哲学を語ることにした。「ユウレイのは何か?」という 第4章のは、ホワイトヘッドの霊魂観を紹介するための伏線である。ホワイトヘッドはユウレイは存在すると言っているからだ。第5章の「霊魂の哲学」に引き続き、第6章で「霊魂の科学」を書いた。これは「霊魂の哲学」を少しでも科学的な裏打ちをしたいという意図があってのことである。霊魂を科学的に証明しようというものではない。系統発生という誠に重要な科学的事実があるが、これは霊魂というものの存在を考えないと説明ができない。また、100匹目の猿現象その他の重要な科学的事実があるが、それらも霊魂で説明すると説明がすっきりする。

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