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2014年7月23日 (水)

霊魂の哲学と科学(その9)

霊魂の哲学と科学(その9)

第5章 霊魂の哲学について(2)

第1節 序論(2)

以上、久保有政さんと一条真也さんのホームページから、私の注目する記事を抜き書きしたが、ここではそれぞれの解説は省略させていただいて、皆さんには、「哲学的な幽霊」というのは大変奥が深くて難しいものだと実感していただければ結構だ。余程しっかり勉強しないと「哲学的な幽霊」を理解することはできない。

霊魂は魂とも心ともいわれるが、そもそも漢字の「霊」は雨乞いをして神の言葉を聞く巫女を意味し、「魂」は死者の身体から立ち上がっていく雲気のようなものを指すという。

霊魂は人の身体に宿ってその活動をつかさどるとされる霊妙な存在である。
古代ギリシャのホメロス時代では、人が死んだ時、その身体を離れて黄泉(よみ)の世界へ下る影、亡霊のように考えられた。したがって死後に何かが残ると見なされている。それが霊魂不滅説に結びつき、かつまた霊魂は人が死んだ後にのみ登場し、生きてさまざまの活動をする文脈には位地をもたない結果になっている。生命のさまざまな活動はむしろ、生気、元気、勇気、士気、気性などの座としての「気分」に求められ、これが心臓に結びつきつつ心の働きを担っていた。しかしながら、その後の哲学の発達により、 こういう認識は間違いであるとされている。例えば、ホワイトヘッドによれば、霊魂もエネルゲイアに起因する活動的存在である。では次に霊魂について、その後の哲学者はどのように考えたのか、その点を少し勉強しよう。ヘラクレイトス、ソクラテス、キリスト教中世哲学、ニーチェ、デカルトなど、それぞれの霊魂観があるが、ここでそれぞれを解説するのは大変なので、ここでは代表的な哲学者としてプラトンを取り上げ、その霊魂観を解説したいと思う。

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