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2014年6月20日 (金)

医心方(その1)

医心方(その1)

はじめに(1)

これから長期的に見て、世界平和のため日本がやるべきもっとも基本的なことは、日米同盟を基軸にしながらも中国との友好親善を図ることである。
日本は、古来、中国の伝来文化によって自国の文化を作ってきた。もちろん、わが国には、中国から新しい文化が伝来するはるかに前から、世界に誇るべき優れた技術を持っていたのであって、中国に迎合する必要はさらさらない。しかし、21世紀において、中国がアメリカと並んで世界の強国になるのは間違いないし、だからこそ、中国という国の真の姿を知った上で、言うべきはきっちり言いながら、中国の発展のために大いに力を貸すべきである。私は、真の日中友好親善を望んでいる。そのような観点から、中国のことをいろいろと書いてきている。
今までの一連の流れは次の通りである。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/nagare2601.html

平安京における中国伝来文化について書き、魔界戻橋まで書いたところで、京都の魔界について書きたくなって、魔界中の魔界、六道の辻を書いた。ついで、知られざる清水寺を書き、その関連で知られざる四天王寺を書いた。さらに、知られざる建仁寺を書き、その関連で明恵を書いた。知られざる建仁寺の中のえびすホアカリ考は、私の力作である。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/rokudouno.pdf
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/kiyomizude.pdf
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sitennouji.pdf
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sirakennin.pdf

それらを書き終えたところで、再び中国伝来文化として、いよいよ医心方について書き始めることにした。医心方は阿知王の末裔・丹波康頼の書いた奇跡の書である。これは古代の漢字で書かれているので、現在の中国人でも現代語に訳すことが難しいとされている。医心方については、日中広しといえども、何と言っても槇佐知子が第一人者である。すなわち、槇佐知子により『全訳精解 医心方』(筑摩書房、全30巻。巻一・巻二・巻二十五は、2分冊刊)が1993年から刊行開始された。これは快挙である。



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