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2014年6月 4日 (水)

ちょっと一服

ちょっと一服

私は、靖国問題には三つの問題があると思う。一つは東条英機の分祠問題であり、二つ目は歴史認識の問題であり、三つ目は靖国神社の宗教的側面である。

靖国神社は御霊信仰に基づいて創建された。一つ目と二つ目の問題はすでに書いたので、今は、三つ目の問題、すなわち御霊信仰の問題について書いている途中である。御霊信仰の歴史的考察と宗教哲学のおもむきについて書き終わったところだ。このあと、法華経と日蓮について書き、梅原猛の言う人類哲学というものに繋げていきたいと考えている。

問題は、宇宙の原理を人類哲学として明らかにしなければならないということであって、今後どのように人類哲学を作り上げていくかということである。梅原猛は、法華経の哲学こそ、宇宙の原理を踏まえた新たな哲学としての「人類哲学」だと言っているのだ。私としては、まずは「法華経の霊性」について哲学的な思考を始めるところから出発して、なんとか「人類哲学」にまで辿り着きたいものだと考えている。

そもそも哲学というものは、人間に焦点を当てて思考が重ねられてその体系が出来上がってきた。人間とは何ぞや? 生きるとは何ぞや? という訳である。しかし、フーコーが言うように、それではいけないのではないか。私もフーコーと同じ認識だ。歴史的な事象というものは、その時々の知恵によって発生しているので、その歴史的な知恵というものの依ってきたる根元を探る必要がある。

しかし、その作業は困難を極め、今は悪戦苦闘をしている。ここらでちょっと一服をして、暫くは、私たち仲間で取り組んでいる明日香の歴史について書きたいと思う。私たちは、今、「歴史の駅」という構想にもとづいて、歴史的な観光資源に光を当てて、何とか明日香の地域再生に寄与しようとして、活動を始めた。その一環として、私はこれから、「明日香と阿知王」というテーマで小論文を書こうという訳だ。

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