« 正義の偽装(その55補足説明第5号の1) | トップページ | 正義の偽装(その57補足説明第6号) »

2014年4月26日 (土)

正義の偽装(その56補足説明第5号の2)

正義の偽装(その56補足説明第5号の2)

中村雄二郎の<汎リズム論>については、彼には、「共振する世界」(1993年10 月、青土社)など多くの著作があるので、それをご覧頂くとして、ここで は、財団法人塩事業センターの「Webマガジン」に掲載されていた中村雄二郎へのインタビューから、 是非皆さん方にご承知願いたいと思う点を紹介すること としたい。中村雄二郎は、次の ように言っている。すなわち

『  リズム振動単体では共振は生まれません。リズム同士の「引き込み (entrainment)」が必要です。たとえば、二つの振り子時計を同じ台の上に固定 します と、振り子の振動はやがてシンクロナイズします。これが「引き込み」で、引き込みによ る共振、すなわち「リズム振動」は、この宇宙や自然の中の至る所に見出せる、きわめ て遍在的な現象です。
  普通、私たちがリズムと言いますと、音楽的なものを思い浮かべますね。けれども、 絵画や彫刻にもリズムがあるんです。共振によって、人に感動を与えたり、 コミュニケー ションを可能にしたりするわけです。共振がうまくいくかいかないかで、その領域での活
動の成果が問われる。リズムの共振の正否がコミュニケー ションできたかできなかった かの分かれ道になる、そのくらいリズム、振動、共振は重要です。 』

『 話し合わなくてもわかりあえる―― それは、リズムの共振があるからです。リズムの 共振があれば、相互理解ができると思います。たとえば、世界各地で起こっている民族紛 争は、文化の相互理解が固有のリズムの理解にまで及ばないために生じているといえない でしょうか。
  最近は、凶悪な少年犯罪の増加や学校内でのいじめの問題など、教育の場でさまざま な問題が発生しています。世代間のディスコミュニケーションなども問題視 されていま す。それも、私に言わせれば、リズムという概念に対する配慮のなさからきているものだ と思います。現実に対してどう切り込み、アプローチしてい くかという考え方が欠けてい るからではないでしょうか。
  現代社会の問題点は、急激な変動によって生活のリズムが混乱していることです。人々 は、自然の中で培ってきた生命的なリズム感覚を失い、根源的な意味での 本来のコミュ ニケーションを失っているように思えます。教育の問題を始めとする多くの社会問題は、 ここから発生していると言っていいでしょう。  人と人との相互理解は、じつは想像しているほど簡単にはいかなくなっている。そう考 えていくと、これまで考慮に入れてこなかった「リズム振動」の共振性が 重要になってく るんです。「リズム振動」の重要性をあらためて捉え直し、生命のリズム感覚をとり戻す ことが、必要になってくると思います。さまざまな領域 でこのリズムというものの重要性 に気が付き始めていると思います。21世紀の課題は、まさにリズムだと思っています。 』・・・と。

宇宙との響き合い、自然との響き合い、人々との響き合い、これらはすべて「リズム振 動」の共振性によるということらしい。こうした中村雄二郎の<汎リズム論>はまことに 摩訶不思議な世界であるが、これが新しい科学であることは疑いが無いように思われる。

« 正義の偽装(その55補足説明第5号の1) | トップページ | 正義の偽装(その57補足説明第6号) »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117507/55941396

この記事へのトラックバック一覧です: 正義の偽装(その56補足説明第5号の2):

« 正義の偽装(その55補足説明第5号の1) | トップページ | 正義の偽装(その57補足説明第6号) »