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2014年3月25日 (火)

浄蔵(6)

浄蔵(6)

山伏山の浄蔵を知っている京都人はある程度はいるとしても、浄蔵が金峰山や大峰山で修行していたときの不思議な話については、京都人にもほとんど知られていない。そのことについて書いた書籍や論文がないかいろいろ調べてみたところ、二つの貴重な資料があった。一つは、学術論文であり、もう一つはマンガである。まず学術論文の方から紹介しよう。

安倍泰郎の『「熊野詣考」・・浄穢の境界を超え、<聖なるもの>へ至る経験の場』(国際日本文化研究センターシンポジューム)に、「浄蔵」が金峰山で修行していたときの話として、次のような不思議な話が紹介されている。すなわち、

『 金峰山や大峰山においても、髑髏がその世界の「聖なる」しるしであった。「諸山縁起」には、金峰山は仏生国の山であり、熊野権現はその鎮守であって、ともに髑髏が我が国に飛び来ったという縁起に加えて、役行者が七度転生してこの峯に修行し、始めの2、3生はその骸骨を留めており、それは巨大な身丈であるという伝承を記している。また、加えてやはり修験者として名高い「浄蔵」が同じく自身の前生の骸骨を金峰山の仙洞にて拝見し、その手より独鈷杵(どっこしょ)と剣を得るという奇怪な伝承をも記している。どの「髑髏」の眼中より生ずる樹が茂り盛んであったともいう。』・・・と。


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