« 帮を知らずして中国を語る事なかれ! | トップページ | 枢密院が軍の台頭を許した! »

2013年8月27日 (火)

靖国参拝の問題

靖国参拝の問題

私はすでに「邪馬台国と古代史の最新」という小論文を書いた。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/mokuji.pdf
その「おわりに」で次のように述べた。
『 日本は異国の神も含めて神々の国である。私達はそういう「日本の歴史と文化」に自信と誇りを持とう!「日本の歴史と伝統文化」の心髄は「相手の立場に立って考えることである」。そして天皇は「日本の歴史と伝統文化」の象徴であるが故に、わが国民統合の象徴なのである。私達は天皇とともにそういう「日本の歴史と伝統文化」を今後とも末永く引き継いでいかなければならない。それが「日本の精神」だ!
ところで、「靖国神社」には、現在、天皇は靖国神社にお参りされていない。誠に残念なことである。天皇が靖国神社に参拝される、その日の一日も早く来ることを念願して、そしてまた、「日本の精神」を生きる私達のこれからに生き方を思案しながら、筆をおきたいと思う。』・・・と。
「日本の歴史と伝統文化」の心髄については、私のブログに書いたのでそれを是非ご覧戴きたい。
http://iwai-kuniomi.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a1d1.html

さて、日本国民統合の象徴である天皇が靖国神社に参拝されない、このことは由々しきことであると私は思う。政治家にはこの由々しき事態を真剣に考えてもらいたいのだ。中国がどうのこうのということではなく、公式参拝などとんでもないことである。さらに私は、国会議員の靖国参拝すら大いに問題があると考えている。天皇が参拝されないのに何故国会議員が参拝するのか? 
私はかって、「空なる天皇」というテーマで天皇についてひとしきり勉強をしてきた。
http://www.kuniomi.gr.jp/geki/ku/index.html
そしてまた、私の電子書籍「祈りの科学シリーズ」の5冊目「天皇はん」を書いた。
http://honto.jp/ebook/pd_25231958.html
そこにも書いたが、私は、天皇に特別の親しみも持っているし崇拝もしている。崇拝しているが故に、『天皇と鬼と百姓と』という電子書籍を書いたのである。天皇のいやさかを祈ってのことである。
http://honto.jp/ebook/pd_25249961.html

そのような私の感覚から言えば、天皇が靖国参拝されるのなら私も参拝するけれど、天皇が参拝されないのに参拝するなどいうことはとんでもないことである。したがって、私の感覚から言えば、国会議員はできるだけ早く天皇が靖国参拝できるような状況を作るべく努力すべきであって、今の状況下で靖国参拝をするなどとんでもないことである。

昭和天皇は昭和50年11月を最後に二度と靖国神社に行かれていない。これは昭和53年10月にA級戦犯14人が合祀された時からということであろう。平成18年7月20日の日本経済新聞によると、昭和天皇が昭和63年4月28日に、当時宮内庁長官だった富田朝彦に、「A級戦犯合祀」について極めて不快感を持っていることを明らかにされていた。徳川義寛の「侍従長の遺言・・・昭和天皇との50年」(1997年1月、朝日新聞社)によってもそのことを窺い知ることができる。
また、「A級戦犯合祀」を強行したのは松平宮司であるが、その前の筑波宮司は一部の勢力から強い働きかけがあったにもかかわらず、頑としてそれを拒否していたらしい。ということは、「A級戦犯合祀」が靖国神社に一貫した考えではなかった。「富田メモ」によると昭和天皇は、松平宮司に対し厳しい非難を向けておられたらしい。
このようなことを考え合わせると、昭和天皇の意向ははっきりしているし、多分、今の平成天皇もそれを引き継いでおられるのだと思う。しかし、私の考えは、天皇の意向がどうのこうのと斟酌するのは誠に不敬なことであるので、ともかく天皇が参拝されるかされないかその行動を見て、それに従っておればそれで良いというものだ。

それでは、どのようにして天皇が靖国参拝できるような状況を作ればいいのか? それが靖国問題の核心である。天皇が靖国参拝できるような状況を作る努力を国会議員にはしてほしい。
冒頭に述べたように、天皇は「日本の歴史と伝統文化」の象徴である。その天皇が靖国参拝をされないのであるから、靖国神社は「日本の歴史と伝統文化」にそぐわない異質のものである、ということだ。だから、天皇が靖国参拝できるような状況を作るためには、少なくとも、天皇が象徴天皇になられた武家社会から始めて、明治以降の国家体制のどこに問題があったのかを明らかにしなければならない。私は、明治以降の国家体制の中で最大の問題は、「枢密院」の存在であったと考えている。靖国問題については、「枢密院」についての勉強から始めて、明治以降の歴史的な動きに関して正しい歴史観を構築しなければならないと思う。国民の共通感覚としての明治以降の歴史認識を確立しない限り、靖国問題は解決しない。

« 帮を知らずして中国を語る事なかれ! | トップページ | 枢密院が軍の台頭を許した! »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117507/53047855

この記事へのトラックバック一覧です: 靖国参拝の問題:

« 帮を知らずして中国を語る事なかれ! | トップページ | 枢密院が軍の台頭を許した! »